妻を追い詰めていませんか?「夫源病」を引き起こす10の禁句 離婚カウンセラーが解説

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夫源病を引き起こす10の禁句とは?

夫源病を引き起こす夫がよく口にする「10の禁句」があります。次の10の禁句を言ったことがないか、または言われたことがないか振り返ってみましょう。

   ◇   ◇

・「他の妻(母親)はそれくらい1人でできる」
・「俺のご飯まだ?」
・「1日家にいたのに何してたの?」
・「なんでこんな風にするの?」
・「主婦は気楽でいいね」
・「俺のおかげだ」
・「お前のせいだ」
・「俺には関係ない」
・「へ~」
・「俺も一緒に行く

   ◇   ◇

これらの10の禁句のうち1つでも日常的に妻に向けて発していると、夫源病を引き起こしやすくなります。夫源病の予防・改善のために、10の禁句を発しやすい場面や、それを聞いた妻の気持ちなどを見ていきましょう。

▽「他の妻(母親)はそれくらい1人でできる」

妻から家事や育児を頼まれたとき、「他の妻(母親)はそれくらい1人でできる」と言ってしまう夫がいます。中には「俺の知人はフルタイムで働いて家事も育児も1人でこなしている」などと、特定の個人と妻を比べる場合もあります。

このような言葉を聞いた妻は、自分が他人より劣っていると感じ、自信を失ったり、もっと頑張らなくてはいけないと追い詰められたりするでしょう。特に、良妻賢母でありたいと願う女性ほど傷つく一言です。

▽(妻が体調悪い時に)「俺のご飯まだ?」

妻の体調が悪いときでも、心配するより先に「俺のご飯まだ?」と言ってしまう夫がいます。また、妻が仕事から帰ってくるなり、不機嫌に「ご飯は?」などと聞くパターンもあります。

この一言は、妻がご飯を用意することが当たり前だと思っていなければ口から出てきません。また、相手の状況を考えず自分勝手に発している言葉であり、投げつけられた妻は非常に大きなストレスを感じます。

▽(専業主婦に対して)「1日家にいたのに何してたの?」

10の禁句の中でも、特に専業主婦に対して発せられやすい一言です。単純に「何をして過ごしていたのか」を尋ねるのではなく、「1日中家にいたのに何もできていない」と妻を責める意味が込められています。特に、夫が仕事から帰ってきたときに食事の支度ができていなかったり、部屋が片付いていなかったりすると、このように言ってしまいがちです。

家事や育児をしたことのない夫は、外で働くより、家にいる方が楽だと考える傾向にあります。朝から晩まで家事や育児に追われていた妻からすると、「仕事しかしていないくせに」「自分でやってみてよ」など、大きな不満を感じます。

▽(家事のやり方に対して)「なんでこんな風にするの?」

家事や育児を妻に任せておきながら、そのやり方に不満があると「なんでこんな風にするの?」「こうすれば良いのに」と口出しをしてくるパターンです。神経質な夫は、洗濯物のたたみ方や食器の洗い方など細かいことまで口を挟んできます。妻からすれば、「気に入らないなら自分でやれ」と言いたくもなるでしょう。

▽「主婦は気楽でいいね」

専業主婦やパート勤務の妻に対し、このような言葉を吐く夫もいます。はっきりとした言葉にしなくても、子供の夜泣きで睡眠不足の妻に対して「家にいるだけだし昼寝すれば良いじゃん」と言ったり、パート先の人間関係で悩んでいる妻に「どうせパートだし辞めれば?」などと言ったりするのも同じことです。

洗濯や掃除、買い物、調理などを1人でこなす妻は、常にマルチタスクを抱えている状態。それなのに夫から気楽だと言われれば、相当な不満やストレスを感じることでしょう。

▽「俺のおかげだ」

自分の稼ぎで妻を養っているという意識が強く、「俺のおかげで楽に生活できる」「俺が頑張って稼いだから美味しいものが食べられる」などの言葉を持ち出す夫がいます。夫婦は本来平等なもので、妻の稼ぎが少なかったとしても関係ありません。

妻が家事や育児をこなしているから仕事に専念できているのに、あたかも夫だけの力で生きているような言い方をされれば、妻がストレスを抱えるのは当然のことでしょう。

▽「お前のせいだ」

自分の思い通りにならないときに、妻に責任転嫁する夫もいます。例えば、遅刻をしたのは起こさなかった妻のせい、1日体調が優れなかったのは妻が用意した朝食のせい、子供の成績が良くないのは妻の育て方のせい、などと何でも妻のせいだと責めるのです。

小さなことであっても、人間は責められればストレスを感じ、それが積み重なれば精神的に追い詰められてしまいます。毎日のように責められているうちに、夫の姿を見るだけで動悸や息苦しさを感じるようになる妻もいます。

▽(育児の話などに対して)「俺には関係ない」

育児や近所付き合いなどを妻に一任している夫は、子供や人間関係の悩みについて妻から相談されても「俺には関係ない」「自分で何とかしろ」と聞く耳を持ちません。本来は一緒に子供を育て、周囲と関わっていくべきである夫の協力を得られなければ、妻は1人ですべてを抱えることになります。

ただでさえ家事や育児の負担もある中で、悩みの対処も1人でするとなると、妻は非常に大きな不安やストレスを感じます。

▽(妻の話に対して)「へ~」

「俺には関係ない」とはっきり口にしなくても、気のない相づちばかり打っていたら無関心なのと同じです。悩みを打ち明けられたときに限らず、その日の出来事を妻が報告したときなども「へ~」「あっそ」などと無関心な相づちを打つ夫は多くいます。

自分に無関心な相手に対して話をしたいと思う人は少ないでしょう。気付けば夫婦間の会話が減り、妻は夫の顔を見たくないとまで思うこともあります。

▽(妻の行く場所に)「俺も一緒に行く」

妻の行く場所に、どこでもついて行こうとする夫もいます。仲が良いとも考えられますが、妻にとっては息が詰まる場合もあります。特に、子育て中やフルタイム勤務の妻なら、たまには1人の時間を満喫したいと思うでしょう。また、家にいる時間も常に一緒にいたがる夫だと、妻はストレスを感じやすくなります。

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