独身、死別、離婚…誰もがなりえる「おひとりさま」 備えておきたいお金のこと「必要な金額は決して少額ではありません」【FPが解説】

FPオフィス「あしたば」 FPオフィス「あしたば」

最近では生涯独身である人も増え、独身を謳歌している人のことを「おひとりさま」と呼ぶこともあります。独身の人は、配偶者や子どもがいる人に比べて自由になるお金や時間が多く、何かあっても大丈夫と考える人も少なくありません。しかし、おひとりさまだからこそ、将来のために考えておきたいことがあります。おひとりさまがお金の面で備えておきたいことについて、FPの立場から解説します。

おひとりさまの定義

一般的に、おひとりさまとは単身世帯・独り身・シングルのことを指します。おひとりさまになる理由はさまざまで、

・生涯独身の人
・死別
・離婚

などが主な理由です。

なお、おひとりさまの現状を考える際に、参考にしたい指標の1つに「生涯未婚率」があります。

生涯未婚率とは「50歳時」の未婚率をいい、具体的には「45~49歳」「50~54歳」の未婚率の平均値が該当します。

日本の未婚率は年々上昇傾向にあり、内閣府の2020年国勢調査(確定報)では、男性が28.3%、女性が17.8%で、今後はさらに上昇すると予想されています。

また、いつどのような理由でご自身が「おひとりさま」になるかもしれないことを考えると、おひとりさまが備えておくべきお金の詳細を知っておくことは、多くの人たちにとって非常に大切だといえます。

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