EVの無料充電スポット 誰が電気代を払うの? 節約ハックで充電料金を浮かせよう

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

電気自動車の充電は、基本的に自宅で行う人がほとんど。この理由の一つは「外出先での充電は割高」だといわれているからです。しかし「公共施設(役所、公園など)」「ショッピングセンター」「ディーラー」といった場所では、無料で充電を行えることがあります。

なぜ無料の充電スポットがあるのか

クルマを動かすためのガソリンや電気は有料で提供されるのが一般的。にも関わらず無料で充電できるスポットがあるのは、主に以下の2つの理由からです。

▽理由① 利益拡大・顧客確保のため

ショッピングセンターなどは「充電の間に食事や買い物をしてもらう」という目的のために無料充電スポットを設置しています。充電のために定期的に来てもらえれば、短期的な売り上げだけでなく、長期的なファンを作ることにも繋がります。

▽理由② 電気自動車の普及促進のため

市町村役場をはじめとする公共施設にも、無料の充電スポットが設置されています。この場合、「電気自動車の普及促進のため」という目的で設置されていることが多いです。

ディーラーが無料で充電を提供している場合も、電気自動車の普及による売り上げの拡大が主な目的です。また何度もお店に来てもらうことで「新型モデルを認知してもらう」「ブランドのファンになってもらう」といった効果も期待できます。

無料スポットはどうやって探す?

無料スポットは、webの充電スポット検索サービスやアプリを使うと探しやすいです。今回は無料スポットを探せる2つのサービスをご紹介します。

▽① GoGoEV

GoGoEVは多くの電気自動車ユーザーに愛用されている充電スポット検索サービスです。目的地周辺の充電スポットを地図上に表示するだけでなく、充電器の種類や台数、有料・無料、予約の必要性も確認できます。条件指定で無料充電スポットのみを表示することも可能です。

→GoGoEV公式ページ https://ev.gogo.gs/

▽② EVsmart
EVsmartは市区町村ごとに充電スポットを検索できるサービスです。特定メーカーのディーラーや高速道路上にある充電スポット、急速充電が無料のスポットなどを絞り込み検索することができます。

→EVsmart公式ページ https://evsmart.net/

▽【注意】「無料」と書かれていても別途費用がかかる場合も

検索サービスで「無料」と表記されている充電スポットの中には、有料サービスプランへの加入が前提になっているケースがあります。都度の充電料金はかかりませんが、サービス加入費用が必要なので注意しましょう。

また充電無料の駐車場の場合、「充電は無料だが駐車料金はかかる」というケースも多いです。

充電料金を節約する方法

無料充電スポットがあるといっても、その数は多くありません。ここからは、毎月の充電料金を少しでも節約する方法をご紹介します。

▽① 低料金の充電スポットを利用する

無料充電スポットが近くにない場合、充電料金が相場より安いスポットを探してみましょう。

例えば大型ショッピングモールのイオンでは、WAONカードかNCSカードがあれば急速充電が300円/30分、普通充電が120円/1時間(※2023年10月現在)で充電できるようです。

▽② 充電カードを所持しない

「外出先で充電スポットを使うのは月1~2回程度」という場合、充電カードを使わないのも一つの手段です。充電カードは月会費制のものが多く、外で充電する機会が少ないと元を取れない可能性があります(※ただし「一定期間月会費無料」のカードもあり)。

▽③ 充電カードの種類を見直す

定期的に外の充電スポットを利用する場合は、充電カードがあると安心です。充電カードの月会費や充電料金の条件はそれぞれ異なるので、充電スポットの利用頻度などを踏まえてカードの種類やプランを定期的に見直しましょう。

▽④ 自宅で充電する場合は…電力会社の深夜料金を使う

自宅での充電料金を節約するなら、各電力会社が提供している深夜料金の利用がおすすめです。深夜料金は23時~朝7時頃まで設定されていることが多く、1kWhあたりの電気料金を日中の2/3程度に抑えられます。

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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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▽電気自動車を自宅で充電する方法、設備と工事費用、電力と電気代
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