みなさんは「お金持ち」の定義といわれたらどのようなことを思い浮かべますか。全国の20歳以上70歳未満の男女3000人(5歳刻みの男女各150人)に聞いたところ、最も多かった回答は「年収1000万円以上」でした。また、お金持ちや資産家のイメージについては、「わがまま・放漫」「ズル賢い」などに回答が集まったそうです。
合同会社serendipity(東京都渋谷区)が、「お金持ちのイメージについての調査」と題して2023年9月にインターネットで実施した調査です。
調査によると、全体の78.2%が「日頃、お金に関するストレスを感じている」(とても感じている28.9%・やや感じている25.6%・感じている23.7%)と回答。
そこで、「今よりもお金持ちになりたいですか」と尋ねたところ、85.3%の人が「お金持ちになりたいと思う」(とても思う38.8%・思う23.6%・やや思う22.9%)と回答しました。
次に、「お金持ちの定義」を2つまで選んでもらったところ、「年収1000万円以上」(36.0%)が最多となったほか、「保有資産が1億円以上」(20.5%)、「年収3000万円以上」(17.7%)、「保有資産が5億円以上」(16.5%)、「年収1億円以上」(15.8%)となり、「年収1000万円以上」以降はバラつきが目立つ結果となりました。
ちなみに、「2021年分民間給与実態統計調査」(国税庁)によると、給与所得者のうち、年収が1000万円以上の人は全体の4.9%ほどいるそうです。
さらに、「お金持ちや資産家のイメージ」については、約半数が「わからない」(45.3%)と回答したものの、「良い」(28.5%)と「悪い」(26.2%)はほぼ同率の結果となりました。
また、お金持ちや資産家に対して「悪いイメージを持っている」と答えた787人に対して、「どのようなイメージがありますか」と複数回答可で聞いたところ、「わがまま・放漫」(39.5%)、「ズル賢い」(33.2%)、「性格が悪い」(32.2%)、「グレーなことをしている」(30.2%)、「人を蹴落とす」(29.5%)、「怪しい」(21.1%)、「何か悪いことをしている」(18.0%)などが挙げられ、「お金持ち=悪人」であるかのようなイメージを持っている人が一定数いることが分かったそうです。
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【出典】
▽合同会社serendipity 調べ