具材を入れる順番が一目でわかる「おでんタイムテーブル」に反響 「これはすごく便利」「後世に残したい」

山本 明 山本 明

 ちくわやかまぼこなどの水産練り物製品で知られる老舗メーカー「紀文食品」(本社:東京都中央区)がXに投稿した「おでんタイムテーブル」が大きな反響を呼んでいます。

 同社公式アカウント(@kibun_kitchen)から「おでん入れる順番をよく聞かれるので
おでんタイムテーブル載せときます」という文言とともに投稿された図表。

「鍋に入れて火にかけます 沸騰したら弱火で30分 煮えにくいものから順に煮ます」と、「大根」「卵」「牛すじ」などの具材を入れてコトコト煮込みはじめる『スタート』時点から、30分経過し「ちくわ」や「さつま揚げ」「つみれ」などの練り物を投入しつつ弱火で煮込む『中盤』、さらに15分後「はんぺんは火を止める直前に加え汁をかけて温めます」というおでんが完成する『ゴール』までの作業の流れを、各種具材のイラストレーションとともに分かりやすく説明しています。

「これは!! 後世に残したい素晴らしいタイムテーブルですね 保存します!」
「この図はノーベルおでん学賞に匹敵する!」
「知らなかった、、全部ぶち込んでたまに形なくなるやつとかいたので、、めっちゃ助かります。」
「これはすごく便利…!!!」

 称賛と感謝の声が相次いだこのタイムテーブル制作の経緯や、美味しく仕上げるためのコツを同社の担当者にお聞きしました。

このタイムテーブルは同社「おでん」製品の裏面に記載されている作り方

――このタイムテーブルを作ったきっかけを教えてください。

元々練り製品をより美味しく味わえるおでんの作り方をわかりやすく伝えたいという思いからプロモーションのために作成されたと聞いています。今では当社製品の「おでん汁の素顆粒」のパッケージ裏面にも記載されています。

――おでん作りの一番大事なポイントは?

上手におでんを作るには下ごしらえをしっかりして、弱火でコトコト煮るのがポイントです。

――見た目にも楽しく、分かりやすいタイムテーブルに大きな反響がありました。

以前から何度か投稿はさせていただいていたのですが、今回は特に反響が大きく、いろいろな方に知っていただくことができて嬉しく思います。「いつも一緒に入れてた!」「わかりやすい!」等、今回の投稿を機に知っていただいたことはもちろん、「汁の素に書いてあって知ってる!」「よくこれ参考にしてます!」とすでにご存じの方もいらっしゃったのが、紀文を日頃よりご愛顧いただいているんだと嬉しく思いました。

「おでんの汁」を使って「雑炊」「うどん」「リゾット」などのシメを提案

 さらにおでんの汁の利用法についてお聞きすると、「紀文では残り汁を使用して『雑炊』『うどん』『リゾット』などの〆(しめ)を提案しております。おでんの汁の再利用として味がしみ込むのでおすすめですよ」(同担当者)という答えが返ってきました。それぞれのレシピについては同社HP内の「紀文のおでんと鍋」ページに記載されています。

「紀文のおでんと鍋」https://www.kibun.co.jp/brand/nabe/

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