「生まれてはじめてレジン液を買ったんで、手始めに100均のプラスチック皿を『何を盛っても三つ星料理になる平皿』にしてみた」
“表現とプロダクトの発明家”として、数々の制作物を世に送り出しているもにゃゐずみさん。自身のTwitterのサブ垢(もにゃ.txt名義[@Monya_sub])にて公開したお皿のツイートが、20万近くのいいねが付き話題となりました。「何を盛っても三つ星料理になる」お皿とは、一体どんなお皿なのでしょう?
写真を見ると、お皿の上に、ソースをかたどった模様がついています。これに値引きセールで買ってきたスーパーのお惣菜を乗せると――なんと一流レストランの料理のような見た目に!
レジン液を使うだけで、値引き品でさえ高級品みたいになってしまう――もにゃゐずみさんの卓越した発想力に驚きです。
「これは普通にほしいww」
「目玉焼きやコロッケでもいけるのか、是非ためして欲しいです」
「これ普通に需要あると思うし、ありそうでなかったヤツですね~」
「ソースつけようとしても付けられないから頭がバグりそうですね!」
リプ欄にも、このような喜びの声が多数寄せられていました。もにゃゐずみさんに聞きました。
――今回のお皿を思い付かれた発想のきっかけなど教えてください。
もにゃゐずみさん:仕事でよさげなお店にお呼びいただいたときに、メニューの写真を見て、正直「このソースって味となんの関係があるんだろう」と思ってしまったのがきっかけです。逆に、この要素だけ抜き出せば、どんな食材でもそれっぽくなるんじゃないかなと。どうなるか試してみたくて、今回はその実験の様子を投稿したものです。
――ツイートで公開されたもの以外の料理でも、試されてみましたか?また、その見映えは?
もにゃゐずみさん:ポテトサラダやオクラの胡麻和えなどでもやってみました。すべていい感じでした。
レジン液に毒性は?安全面はきちんと考慮して
しかしながら、このような意見もリプ欄ではみられました。
「レジンって毒だから危ないよ?」
「食品や口につけるものに普通のレジンは使わないほうが良いです」
レジン液の毒性を懸念する声。確かに、食器のように、口につけるものに毒性があるものを使用するのは良くないですね。
このような指摘に対して、もにゃゐずみさんは「こちら食品衛生法適合のレジンを使用してます」と補足。レジン液にはさまざまな種類があり、食器に使用できるものや、歯の治療で詰め物として使用されている例もあります。
今回のお皿は、そのような安全面をきちんと考慮して作られたものであるとのことで、ひと安心ですね。
さまざまな面白グッズを販売
今回の「何を盛っても三つ星料理になる平皿」、販売についてもにゃゐずみさんに聞いてみたところ、「未定です!」とのことでした。
もにゃゐずみさんは他にも多種多様な雑貨等の面白グッズを制作、その一部は自身のオンラインショップ「MONYA」で販売されています。
今回の関連ツイートでは、もにゃゐずみさんは既製品として「ケーキになるミルクグラス」(2000円・税込)を紹介。「視覚効果で舌先が軽くバグってしまう」グラスとのことです。
「あくまで『じぶんが欲しいもの、見てみたい光景、手に取ってみたいものをつくる』ことを心がけています。そしてみんながそれに共感してくれたとき、全力でそれがみなさんの手にも届くように尽力してみるという流れです」
ご自身の作品の制作や販売について、このように語るもにゃゐずみさん。組織を介さず、個人主体で行っているからこそできる開発手法で、自他ともに喜べる作品を発信しつづけています。
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作品をつくり続けるもにゃゐずみさん。直近では、マウスの移動量に応じてネコが集まってくるというChrome拡張機能「ネッコサーフィン」を年内にリリースする予定とのことです。
■もにゃゐずみさんのTwitterはこちら
→https://twitter.com/Monyaizumi
■もにゃゐずみさんのサブ垢(もにゃ.txt)はこちら
→https://twitter.com/Monya_sub
■もにゃゐずみさんのオンラインショップ「MONYA」はこちら
→https://monyaizumi.stores.jp