スズキ ハスラーの選び方は…
▽<結論>普段の使い方次第
2代目スズキ ハスラーを選ぶなら2WDか? それとも4WDか? という選択の答えは、普段の使い方で大きく変わる。2WDと4WDの価格差は約13万円もあるので、じっくりと考える必要がある。
ざっくりだが2WDと4WDをお勧めする条件を紹介する。
◇ ◇
【2WDをお勧め】
居住エリアの雪:ほとんど降らない
よく走行する道路:舗装された道路、一般道
アウトドア:あまりしない
【4WDをお勧め】
居住エリアの雪:よく降り積もる、雪国
よく走行する道路:荒れた悪路、砂利道
アウトドア:日常的にする
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ほとんど雪が降らない地域に住んでいるが、キャンプやウインタースポーツを積極的にするのであれば、4WDを選択した方が安心だ。もしもの時に、4WDだと助かるという保険のような考え方で4WDを選択したい。
あまり雪深くなく整備された雪道、整備されたキャンプ場がメインであれば、2WDでも十分に対応できる。
2代目ハスラーは、最低地上高が180mmと十分にあるので、多少の凸凹があっても滑りやすい道でなければ、2WDでも十分走行が可能だ。多くのケースが2WDでも十分という場合が多い。
このように、普段の使い方を考えて選択すると、購入後に失敗した、後悔したということが少なくなる。
ハスラーにターボエンジンは必要?
ハスラーを選ぶ際に気になるターボエンジンが必要かどうか。ターボエンジン搭載の方が車両価格も上がり、燃費も少し悪くなるが、車の利用目的によってはおすすめだ。
2代目ハスラーのエンジン出力、燃費は以下の通りだ。(双方WLTCモード、FF)
◇ ◇
【660㏄自然吸気エンジン】
最高出力:49ps
最大トルク:58Nm
燃費:25.0km/L
【660㏄ターボエンジン】
最高出力:64ps
最大トルク:98Nm
燃費:22.6 km /L
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ハスラーのエンジンには、マイルドハイブリッドシステム用のモーターが装備されている。自然吸気エンジンで2.6ps&40Nm、ターボ車で3.1ps&50Nmの小さなモーターがエンジンをアシストする。
モーターが小さいため、モーターアシストはハッキリと体感できるほどのものではない。だが、少しだけアクセルレスポンスがよく感じる。
また、ハスラーは、ワゴンRをベースとしているもののSUVルックのため、車重が少し重くなっている。
自然吸気エンジンで高速道路を走ると、登坂などでは少し非力に感じることがある。ロングドライブを楽しみたいなら、ターボ車がお勧めだ。乗り心地は、やや硬めな印象だが、不快感なくしっかり走る。特に高速道路では、安定感に繋がる。
軽自動車は他のボディタイプと比べて静粛性が気になるだろう。ハスラーはエンジンのこもり音やロードノイズ、雨音を低減する内装材「高減衰マスチックシーラー」が軽自動車で初めて採用されている。そのため、自然吸気エンジンでも静粛性は高いレベルにある。特にターボ車の静粛性は、より優れていた。