高校受験…「ギリギリでも上位校」「余裕をもったランクの学校」どちらに進学するのが正解?【お笑い芸人→教師経験者がアドバイス】

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

ギリギリでも上位校に入学するか、余裕をもったランクの学校へ進むのか…志望校選びはいつの時代も悩みがつきません。特にその先の受験を見据えなくてはならない中学・高校受験では、その子に合った選択が重要となりそうです。

模試の結果が芳しくない娘「ランク落としたほうがいいかな」

Nさん(40代、兵庫県、パート勤務)の高校受験を控えた中3の娘は、志望校の変更をするか悩んでいるそうです。

「志望校のランク、下げようかな…」と不安げに呟いた娘の模試の結果は、第一志望校がC判定という結果。時期的に、周囲も夏休みを経て本腰をいれてきたということでしょう。落ち込む娘に、「まだ諦める時期じゃないよ」と声をかけたNさんでしたが、少し考えることがありました。

それは、ギリギリで上位校に受かったとして、その後の高校生活では苦戦を強いられる可能性があるのではないかということ。学年順位が上がらなかったり、授業の進行に追いつけなくなるのではないかといった心配でした。もちろん娘は頑張れるタイプだと信じていますが、合わない環境で堕落してしまった話も聞かないわけではありません。

高校受験はその先に大学受験を見据えています。それならば娘が言っていたように、ひとつランクを落とした高校を受験すれば、上位をキープすることが可能でしょう。その結果、大学受験が有利になるかもしれません。ただ、学習環境としては上位校の方が優れているように感じます。

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