春は「ぼた餅」秋は「おはぎ」 夏冬にも名前があった 四季で変わる呼び名が風流 「半殺し」という物騒な異名も

中将 タカノリ 中将 タカノリ

季節によって移り変わるお菓子の名称がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは

「もち米を餡で包んだ菓子を、春は『ぼた餅』、秋は『おはぎ』と呼ぶけど、夏と冬にも呼び名があるらしい。餅と違って杵で搗かないからこの菓子は『搗き知らず』。それで夏は『夜船』(いつ着いたか分からない)、冬は『北窓』(月知らず)と言うそう。風流だけど年中食べたかったのかなという気もする。」

というヤギの人(@yusai00)の投稿。

「ぼた餅」、「おはぎ」ほどメジャーではないが、もち米を餡で包んだ菓子のことを夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼ぶなんとも風流な習わし…

ヤギの人の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「年中食べたいな」
「昔は今ほど甘いのが無かったから余計に食べたかったかもですね。まぁそもそも美味しいですから(*´~`*)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"」

など数々の納得の声が寄せられている。

「年配の方から『おはぎのことを半ごろしと言っていた』というお話をうかがってあれこれ検索しているうちにこういったお菓子の夏、冬の名称を知りました。夜舟、北窓という言い方を風流に感じるとともに、単に理由をつけて年中食べたかったのかなと思えてちょっと微笑ましくなりました。

また、おはぎやぼたもちをお彼岸にお供えするのは、小豆が赤色であることから病魔を払い健康を祈願するという意味があるそうですが、同時に、もち米をつぶして練った餡でくるむという手間のかかるご馳走だからこそ、亡くなった人やご先祖にお供えするのかなと思ったりもしました」

とヤギの人。

去る9月29日は中秋の名月。おはぎを手に月見をした方も多いと思うが、この種のお菓子がこうまで深く文化と結びつき、多くの人に愛されているのは日本の歴史を考える上でもたいへん興味深い。

なお今回の話題を提供してくれたヤギの人は日々、各地で撮影したヤギの写真をSNS上で紹介している。ヤギの愛らしく味わい深い表情を満喫したい方はぜひチェックしていただきたい。

ヤギの人関連情報
Xアカウント:https://twitter.com/yusai00

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