「コロナで高熱」→救急車を呼ぶのは不適切?
先日、「コロナの高熱」で救急車を呼んだ漫画家に対して批判の声があがったが、「コロナ陽性の高熱については十分に救急車適正使用だろうと思います」と、Osakaさん。
「特にコロナの肺炎はhappy hypoxiaといって、体の中の酸素の量が減っていても呼吸苦がなく、急に意識がなくなり、不整脈などで突然死ということもあります。ワクチンを打っているとそのリスクは減りますが、自分では重症度がわかりにくい病気の一つです。ただ、『自力で病院には行けるけど、どこに行ったらいいかわからないから119』という場合は明らかに不適正です。ちなみに、『#7119』ではなく『東京版救急受診ガイド』のサイトで確認したところ、『高熱でハァハァしている』という症状を選択すると『救急車を呼べ』となっていました」(筋肉博士 Takafumi Osakaさん)
救急通報は命を救うための大切なホットライン。常識ある判断で適切な利用を心がけたい。
糖尿病専門医であるOsakaさんは、自身を含む6名の糖尿病内科医たちと共に、糖尿病と関わるすべての人のためのメディア「あおいろサークル」を運営。糖尿病をもっと楽しく知るためのさまざまな情報を発信している。
■筋肉博士 Takafumi Osakaさんが運営する『あおいろサークル | 糖尿病を楽しく知るメディア』