今回の集会を呼び掛けたのは、VR・バーチャル分野のブロガーとして活動する燕谷古雅さん(@Tsubameyakoga)だ。燕谷さんにも話を聞いた。
ー今回の道頓堀ダイブを呼び掛けたきっかけを教えてください。
9月13日のお昼頃、阪神の「アレ」のマジックがもうすぐなくなると今頃気づき、何か需要がありそうなイベントを思いつきました。夕方、突貫でポスターを作って投稿してみたら、予想以上の反応がありました。元々誰がやるのかわからないからイベントをやらないのですが、前もってアンケートをとってみたら、500人以上投票されて、賛成派が9割を占めてました。これはやらないといけないと思い、イベントを決めることになりました。
私はVRの知り合いに野球ファンが少ないので、誰かやらないだろうと思い、自分で思い切ってイベントを発案しました。
ー参加者はどのくらいいたのでしょう?
私のイベントのホストインスタンスはFriend+ですが、インスタンスが殺到するため、分散したり他の人でイベントをすることを勧めました。
私のインスタンスの場合は退出者を含めて50人ほど参加していました。知り合いの情報では複数のインスタンスをまとめた同時接続者数が300人以上いて大変驚いています。
ーやってみての感想をお聞かせください。
私はイベントの主催経験があまりないので緊張していました。取材の方が来ていて、その前に混雑させないように指導もしました。たくさんの参加者もいて、人を捌くのに大変でした。
私はヤクルトとホークスのファンですが、このイベントを誰かやるかと思いました。贔屓じゃなくてもみんなでワイワイ楽しめる機会を作ろうとこのイベントを開いた甲斐がありました。
みんなで揃って道頓堀にダイブし、熱烈な阪神ファンの参加者が関係ない人も巻き込んで六甲おろしの大合唱もしましたし、場が一つになりました。阪神ファンの参加者やVRChat関西部の方から大好評をいただいています。
自分のパソコンの動作負担が気にするようになり、途中で回線が落ちたことがありました。それでも無事にイベントをやれてよかったと思います。
現実では行けなくてもバーチャルで場を提供して解決するのは本当に良い方法ですし、これこそがメタバースだと思い知らせました。
ー今回の反響を受けて、クライマックス、日本シリーズでも実施する計画は?
それはグッと堪えたほうが「願いが叶う」と信じています。岡田監督のように「もし『そう』ならば、『アレ』はします」よ。一応、言い回しですよ。
ポストシーズンの時は楽しみに待ってほしいですね。