人間にもいろんな性格や事情があるように、誰にでも友好的な犬もいれば、知らない人や他の犬が苦手な犬もいます。また、病気や怪我、過去に虐待などの経験を持つ保護犬など、散歩の際に配慮が必要な事情を持つ犬もいます。
2歳になるビション・フリーゼ×トイプードルのミックス犬、ビションプーの男の子、ポテチくん。ぬいぐるみみたいに可愛く、おっとりしたわんちゃんに見えるポテチくんですが、飼い主であるポテチやで(@potechi_yade)さんによると、成犬になった1歳頃から警戒心が強くなり始めたそうです。
そんなポテチくんのお散歩中の行動について、飼い主さんがX(旧:Twitter)に投稿した一連のポストが話題になりました。
大きい犬さんへ
「大きい犬さんへ……お散歩中に少し避けてしまうことがあり、モヤモヤさせてしまっていたらごめんなさい。人間の未熟さゆえですが、うちの犬が絶賛散歩練習中のため、まだ難しそうな場面では、心の中で『大きい犬さん大好き~!』と叫びながら落ち着ける距離を取らせて頂いています」
「おっとりに見られるポテチですが、怖かったり自信がない場面では、ガウガウしてしまうことがあります。パピー期から(犬の)幼稚園の力も借りて社会化練習はしてきましたが、人間側も修行不足だったため、この夏から学校にも通い始めました!」
「ただ、ポテチはスーパー天才ゴッド犬なので、今はお散歩中のアイコンタクトも覚えてくれて、以前よりは他の犬さんと出会っても落ち着けることが増えました!まだまだ練習は続けますが、2歳でこの成長は伸び代しかない!やはり神童!」
お散歩練習、頑張って!
犬のしつけは、子犬の社会期と言われる「生後6ヶ月頃」までに始めることが推奨されています。しかし、ポテチくんはすでに2歳。それでも、問題行動が大きくなる前に、飼い主さんは愛犬と共にプロの指導を受けることを決意。コメント欄には励ましの声が寄せられました。
「優しい文章とかしこいわんちゃんで世界平和が起きた」
「うちは中型犬ですが、小さなチワワちゃんやポメちゃんなんかが怖がっちゃうのは仕方ないので慣れてますよ。たまに『私は大きい子大好きなんだけど…』などと言いながら遠ざける方もいらっしゃいますが、嫌な気分にはならないです」
「うちの犬は自分より小さなわんこでも嫌がってました(笑)。お散歩練習頑張れ」
多くの温かい声に、「すみません~と言って少し離れるのですが、大きい子が大好きな気持ちを伝えられず悔しい限りです」と、つぶやいていたポテチくんの飼い主さん。楽しく安全にお散歩するため頑張るポテチくんについてお話を聞きました。
「飼い主に意識をむける」アイコンタクトを練習中
ーー以前からポテチくんは犬の社会化を学ぶ「犬の幼稚園」に通っているそうですね。
「はい。幼稚園は子犬の頃から通っているのですが、この夏から飼い主も一緒にトレーニング出来るタイプの教室に通い始めました。というのも、1歳頃から他犬に対する興奮が気になっていて、2歳になってそれが強くなってきたと感じたため、プロに相談することにしました」
ーー具体的にどんな場面で興奮を…?
「自分より体の大きな子や元気な子が苦手なようで…。ポテチは小型犬なので、大きな犬さんたちのようにしつけが完璧じゃなくても普通に生活が出来てしまうため、これまではガウってしまう場面もなんとかなだめてやり過ごしていました…」