「ご乱心かな?」と思ったら…「柴犬の取扱説明書」が秀逸 アイデアとセンスに絶賛、預かる方も安心

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

お盆や夏休みの旅行中に、大切な愛犬や愛猫を、家族やペットホテルなどに預けた方も多いのではないでしょうか。

2歳になる柴犬の男の子、むぎまるくんの飼い主、柴犬勇者むぎまる (@shibayuusha)さんはこの夏の旅行中、むぎまるくんをご実家に預けることにしました。その際、ご両親に渡したという、むぎまるくんの「取り扱い説明書」が話題になりました。

オオカミのDNAに最も近い「柴犬」の「取説」

「旅行中、実家にむぎまるを預けるので一緒に取扱説明書をお渡ししました」

そうつぶやき、柴犬勇者むぎまる(2歳LV26)(@shibayuusha)さんがX(旧:Twitter)に投稿したのは、手作りとは思えないほどハイクオリティな愛犬、むぎまるくんの「取扱説明書」の写真でした。

「両親はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを飼ってたので『任せろ!』って感じなわけですが、『いや洋犬と和犬は違う。柴犬は狼のDNAに最も近い犬だ!』から始まる『これは怒る』注意点、ごはんの好み、散歩のコツなど10ページに渡る内容。これを読めば、いつでもむぎまると暮らせるぜ!」

そうつぶやいていた、柴犬勇者むぎまるさん。その渾身の「愛犬の取説」について、コメント欄には多くの絶賛の声が寄せられました。

気になる項目は…「ご乱心かな?と思ったら」

「こんな可愛い取説なら作成も楽しかったのではと拝察」

「説明書付きって楽しい!すべての人(預ける側、預かる側、本犬)のためになり、いろんな意味で良いんじゃないかな」

「とくに『ご乱心かな?と思ったら』が気になる(笑)」

小柄で表情豊かな柴犬は、世界的にも人気の犬種です。しかし、柴犬勇者むぎまるさんの投稿にもあるように、実は全犬種の中でもっともオオカミに近いDNAを持つと言われ、番犬や猟犬として活躍した生粋の和犬。一緒に暮らす際は、その独立心や警戒心の強さを理解しておく必要があります。

甘えん坊でおとなしいけれど、柴犬らしくツンデレだという、むぎまるくん。そんなむぎまるくんの柴犬魂を愛情たっぷりに解説した「取扱説明書」について、柴犬勇者むぎまるさんにお話を聞きました。

安全安心に「むぎまるくん」を預かってもらうために

ーーむぎまるくんの「取扱説明書」は家電製品の取説を参考にされたそうですね。

「とくに表紙は、テキストの内容だけでなく、レイアウトやフォント、目次の配置など、本物の取説っぽく見せられるかどうかを意識しました。ロゴがあるとより本物のように見えるので、フリーのロゴ作成サイトでロゴを作りました」

ーー「両親への説明時間は30分を要しました」とのことですが、特にどんな点について説明を?

「怒らせてしまうと攻撃的になる可能性もあるので、どういう状況で怒るか?といった点はとくに丁寧に説明しました。家の中でも散歩中でも、興奮してしまうきっかけは隠れているので、そこも重点的に説明しました。両親は、フンフンとしっかり聞いてくれましたよ」

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