自給自足に陥ってしまう… オタクが陥りがちな「創作あるある」を描いた漫画が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

オタクが陥りがちな創作あるあるを描いた漫画がSNS上で大きな注目を集めている。

件の漫画『オタク(の自分)こうなりがち~自給自足~』を紹介したのは漫画家の藍川蓮さん(@aikwarendbiryut)。

自分の嗜好にマッチした作品に巡り会えず、供給を絶たれてしまったオタク。結局、彼らが陥るのは自らの手で好きな作品を生み出すという自給自足なのだった。

その様はまさに「我が子を食らうサトゥルヌス」ならぬ「我が足を食らうサトゥルヌス」…哀しきオタクの創作あるあるを描いたこの作品に対し、SNSユーザー達からは

「神のごとき所業とも言える😇✨💕」
「これ出来るようになるの、全オタクの夢だと思うんですよね」
「私だった…でも自分の絵じゃ下手くそなんで食べれないのよ…頑張って食べれるように味付けしてるけど…ホント他の人の絵がほちい…」
「妄想で満足する雑食で良かったな〜
私もこうなるとこだった」

など数々の共感の声や羨望の声が寄せられている。

藍川さんにお話を聞いた。

ーー自給自足に陥ってしまった経緯をお聞かせください。

藍川:私自身、アニメや漫画等々いろんなジャンルのものが好きで、よく沼にはまっているのですが、ありがたいことに私自身が絵や小説を書けるので、「こんなものが見たい」「あったらいいな」という願望を形にして、それを知り合いや仲間内で共有して盛り上がっています。ですが逆に自分がそういったものを作らないと永遠と供給がなかったりもするので、次から次へと狂ったように作品を生み出している日々です。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

藍川:おそらく夏休みのお盆ごろという、いろんな人がタイムラインを見ていたであろう時期だったから伸びたんだと思います。それきっかけでフォローをいただいたり、私のほかの作品も見てくださる人が増えたことに感謝しかありません。共感してくださる方が目に見えて増えたのと、「面白い」「もう一人の僕か」というコメントをいただいたときは嬉しくなってしまいました。

◇ ◇

本人には不本意かもしれないが、結果的にこういった経緯で優れた作品が世に送り出されていることは事実。オタクの欲求おそるべしだ。

なお、今回の話題を提供してくれた藍川さんは今年5月、コミックサイトGANMA!で長らく連載していた『不意に現れた、歳の離れた義妹の話』の最終巻(5巻)を出版。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

藍川蓮さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/aikwarendbiryut
『不意に現れた、歳の離れた義妹の話』(GANMA!)連載ページ:https://share.ganma.jp/magazines/fuiniarawareta
『不意に現れた、歳の離れた義妹の話』(GANMA!)単行本:(リンク

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