USBアダプターから茶色の液体が大量流出、一体何が起きた!? 「家が火事になっていたかも…」恐怖の体験を作家が発信

山脇 未菜美 山脇 未菜美

USBアダプターにまつわる作家の恐ろしい体験が、SNS上で話題になっている。部屋に設置していた音声操作機器「アレクサ」が機能しなかったため、原因を探っていると、USBアダプターの発熱が発覚。茶色の液体が大量に出てきたという。「高温でしたし、この状況で数日間、通電していたかと思うと恐ろしくて…。家が火事になっていたかもしれません」と作家。液体の量から複数の要因が関わっている可能性が高いと考えているといい、その一つに、ついやってしまいがちな落とし穴があったという。

島根県出身で、アドベンチャーゲーム「シロナガス島への帰還」などの作者の鬼虫兵庫さん。アダプターの故障を発見したのは8月末。書斎の部屋で「アレクサ書斎オン」と起動しようとした時だ。本来なら、エアコンと電気が付き、ファンが回るのに動かない…。いろんな場所の接続を確認していると、エアコン下のアダプターの発熱に気付いた。慌てて電源を切ってキッチンへ。すると、中から液体が出てきたという。

作家が考える原因の一つは、専用のUSBアダプターを使っていなかったこと。液体が流出したUSBアダプターは観葉植物のライト用で、アレクサに連携するための製品「Switchbotハブミニ」を接続していたという。「何かを買った時に付属していたUSBアダプターが家に結構あるので適当に使うことも多かったんです。今回のアダプターは6月から使っていました。調べてみたらそもそも規格が合っていないアダプターだったようなのですが、今回の件はUSBケーブルを伝ってエアコンの水が侵入して、それによって破損したのではないかと考えています。外出中に発火しなかったのが不幸中の幸いでした。また、常時接続して使う機器は1カ月に1回くらいは発熱がないか、確認した方がいいなと思いました」と振り返る。

また、電圧電流が異なる規格外のアダプターを使用すると、発熱の恐れがあるとメーカーの説明書にも記載されている。さらに観葉植物のライト用USBアダプターの型番を調べると怪しい部分があったといい、「信頼性の高いアダプターなら水濡れやUSBへの配電が停止した時点で電源が遮断されていると思いますので、今回のように超高熱になって発火寸前のような感じにはならなかったと思います」とする。

危険な使い回しで発火も

独立行政法人の製品評価技術基盤機構(NITE)もホームページ上で、アダプターや充電器の使い回しの注意喚起を行っている。他製品で充電すると、過充電状態になるほか、回線が壊れて発火する恐れがあると説明。充電器を紛失し、手元にあった他製品の充電器でするケースも多く、取り違えを防げるようにラベル表示で区別する方法も推奨している。

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