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生命保険料が払えなくなった!でも…簡単に解約しないで「続ける方法がいくつかあります」【FPが解説する対処法】

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生命保険料が払えない時の対処法

長い間保険料を払い続けてきた保険が失効することを避けるためにも、生命保険料の支払いが難しい場合は早めに対策を講じましょう。

保険の解約だけでなく、保障を継続しながら保険料負担を減らす方法や、保険料の支払いをなくす方法がいくつかあります。

ここでは、主な4つの方法を解説します。

▽解約する

最も簡単な方法は、保険の解約です。解約すれば、保険料の支払いはなくなります。

しかし、解約と同時に保障が無くなってしまい、一度解約してしまうと元の契約の状態に戻せません。

解約してから次の保険を検討すると、その間は無保険状態になります。保障が途切れないよう、解約の前に次の保険に申し込み、契約が成立してから旧契約を解約しましょう。

▽減額する

減額とは、保険金を減額して保険料を安くする方法です。保険金や年金の額などを見直して引き下げることで、保険料の負担を軽くできます。

今の保険料で払い込みを続けるのは難しいけれど、保険料が安くなれば(契約を)続けられる人や、今までより保険金が少なくなっても保障を確保したい人向けです。

減額した部分の保障は解約したものとして扱われ、もし解約返戻金がある場合は支払われます。

▽契約貸付を利用する

契約者貸付とは、解約返戻金の一定範囲内で保険会社からお金を借りられる制度です。一時的に保険料の支払いが困難な場合は、契約者貸付を利用する方法を検討してみましょう。

ただし、契約者貸付は、保険会社にお金を借りることになり、その期間の利息が発生します。

また、返済日が設定されていないことが多いため、保険契約の期間中であれば、その時々の状況に合わせた返済が可能です。

なお、満期保険金や死亡保険金等を受け取るときに、未返済の借り入れがある場合は、保険金の中から未返済分を差し引いた金額が保険金として支給されます。

一時的にまとまったお金が必要で、その後は払い込みを続けられる人に向いているのが、契約者貸付です。

※契約者貸付の取り扱いがない保険種類・契約があるほか、現時点で貸付可能額がないケースもありますので注意が必要です。

▽払済保険に変更する

払済保険とは、これから先の保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに、もとの契約の保険期間を変えず、同じ種類の保険や養老保険に変更する方法です。

ただし、払済保険へ変更する際に、主契約に付けている特約は消滅します。

例えば、主契約の死亡保障に、がん入院特約や、がん一時金特約を付けていた場合、それらが失われてしまいます。本当に必要のない保障なのか、よく考えてから変更しましょう。

※契約によっては、払済保険に移行できない場合もありますので、事前に保険会社に確認しておくと安心です。

保険料が払えなくなる事態を避けるために

これまで、生命保険料が払えなくなった時の対処法について解説しましたが、生命保険はライフイベントや収入の変化を踏まえ、無理のない保険料で加入することが大切です。

適正な保険料の目安としては、「月給の1割以内を目安にする」という考え方も一案です。

例えば、月給20万円の人であれば、月の保険料を2万円以内に収めるなど、保険料の負担が過度に重すぎることのないよう気を付けましょう。

自身の家計に合わせていくらなら無理なく払っていけるかを考えることが大切です。

   ◆   ◆   ◆

保険の支払いが難しくなった時、まず解約を考えてしまうと思いますが、保険は解約しなくても続ける方法がいくつかあります。他の方法で続ける方法がないかなど総合的に考えるようにしましょう。また、保険に加入したら加入したきりではなく、定期的に見直すことも大切です。

   ◇   ◇

弊社FPオフィス「あしたば」では、初心者でもわかりやすいマネーセミナーの実施、ひとりひとりに合わせたマネープランづくり、長期分散つみたて投資を軸とした資産運用のサポートを得意としています。ご自身の将来のお金について真剣に考えてみませんか?ぜひお気軽にご相談ください。

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