2歳3か月の女の子を育てるこむぎ🎀2y3m(@komugi_baby77、以下こむぎ)さんが、X(旧Twitter)に「ホントにもう市や保育園の配布物とかで,親宛なのに「ママへ」とか書くのやめてほしいよな…」と思いを吐き出しました。
こむぎさんは続けて、「こんな小さな事って思うかもしれないけど、きちんと育児してる当事者のパパに失礼すぎるでしょ。私なら毎日ちゃんと働いてるのに会社の業務連絡が「日々働く男性社員へ!」とかばっかりならやる気なくすよ」とつづりました。
この投稿に「とてもわかります!!」「そうね、育児しているのはママだけではないですね」「みんなのパパどこいった?」「もうそういう時代じゃないのに」「違和感しかない」と共感の声が多く集まりました。
「父親不在というより、母親を中心とした育児がスタンダード過ぎた事が原因」とのコメントにもあるように、日本の子育てにおいて母親中心というイメージがまだまだ強いようです。
この投稿や育児について、こむぎさんに話をお聞きしました。
産まれてからずっと家事育児は50:50
――「ママヘ」と書かれた配布物を見てどのように感じましたか?
「投稿したとおり、性別逆で考えてみたら,自分だったら嫌だな〜と感じます。我が家の場合、夫婦ともに1年間育休を取得しました。子育てに関して完全分担で、50:50です。主人も育児頑張ってるのに…とやるせない気持ちになりました」
――ご主人の反応は?
「主人は「パパもいるよ〜」や「またママ宛になってる!」など、冗談ぽく言っていました。主人自身は怒るまでは気にしてはいないですね。ただ、私が逆の立場だったら嫌だな~と思って投稿しました」
――「ママへ」と書かれた方に伝えたいことはありますか?
「保育園や市の職員の方も忙しい中準備が大変なのに、細かいことを言って申し訳ないとは思います。ですが、そこは本当に「ママへ」なのか?と考えてもらえたらうれしいです」
――育休中と仕事復帰後では、役割分担に変化はありましたか?
「ないですね。夫も育休をとっていたので、産まれてからずっと50:50です。送り迎えや寝かしつけ、子供が熱を出した時の有休取得なども交代でやっています」
――育休取得はお二人で話し合って決めたのでしょうか?
「育休は夫の方から「取りたい」と言い出し、その後2人で話し合って決めました。主人もずっと育児に関わっているからか、娘はパパママどちらにも半々くらいの割合でなついています。むしろ最近はパパのほうが強いです。パパの方がイライラせずに優しく接してくれるからかもしれません…(笑)」
子育て=ママ、の図式はもう過去のもの。ママはもちろん、育児を頑張っているパパたちもいます。また、子どもによっては養育者が父母ではない場合もあります。配布物の宛名は「保護者各位」「保護者の皆様へ」が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?