「この子は死にそうだから他の子をおススメします」ペットショップ業界が闇すぎる 半額で販売の条件は、高額フードの長期契約

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

ペットショップに求めるのは「命を扱う上での社会的責任を果たすこと」

多くのペットショップのあり方に対して、「生命を盾にしたビジネスモデルは今すぐ改めるべきだと思います」と、デレク&レイラさんは語る。

「『ペットショップ』に対し、世間の納得を得られる活路があるとすれば、『店頭で展示する形での生体販売』をやめ、まっとうなブリーダーと購入希望者との仲介に徹するという、本来のあるべき姿に立ち戻ることだと思います。また、動物を購入する人たちの無知から起きる不幸を減らすためにも、飼育講習会や相談会、犬のしつけ教室などを定期開催するなど、命を扱う上で担うべき社会的責任を果たすことしかないのでは?と思います」(デレク&レイラさん)

ペットショップで売れ残ったり、障害や病気が発覚した生体の多くは、繁殖に利用され、その後は殺処分、または保護犬・保護猫として、高額な譲渡費用や寄付金、指定フードの長期契約、指定保険会社との契約などを条件に、里親サイトなどを経て譲渡されるという。

どんな経緯で迎えたにせよ、飼い主たちにとってペットはかけがえのない存在だ。生まれた命には何の罪もなく、その命を救いたいという、動物を愛する人たちの善意を逆手に取り、動物の生命を軽視して利益のみを追求する商法や経営方針については、早急な改善が求められる。

■デレクくんとレイラちゃんのInstagram「Derek & Layla」

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