キジ白の女の子こむぎちゃんは今年6歳。飼い主のXユーザー・きのひとまるさん(@KINOHITOMARU0)と家族に迎えられた日から、愛情に包まれた日々を過ごしています。
きっかけは、息子さんがふと口にした「ネコ、飼いたいなぁ」という一言でした。そこから家族の保護猫探しが始まります。
「なかなかこの子という子に出会えず、迷っている間に飼い主さんが決まったり、気になる子が決まってしまうことも。そんな時、里親募集のホームページで目に留まったのが、保護猫活動をされている方の自宅前に捨てられていた、まだ目も開いていない4きょうだいの写真でした」
募集条件を確認すると、家族構成や在宅状況などすべてをクリアしていたため、そのまま応募。希望の子を選ぶことはできず、保護主さんに選んでもらう形式だったといいます。
「なんとなく首の後ろにドット柄があるこの子が来てほしいなぁって思っていたら、数日後に我が家を選んでいただけたと連絡がありました。ばんざ〜い! 我が家にネコちゃんがくる〜!って(笑)」
その後、まだミルクを飲んでいたことから、ミルクあげの時期から育ててみてはと提案され、すぐにお迎え準備をスタート。
「ケージやトイレ、砂、ミルク、哺乳瓶、離乳食など一式をそろえて、次の日に夫とワクワクしながら車で迎えに行きました。待ち合わせ場所に現れた子猫を見て、『小さ〜い!かわいい!』って。首の後ろにドット柄があって…あの子だぁ!運命やぁ〜ってテンション爆上がりでした」
子猫との新生活で飼い主さんに変化も
お迎えした日から、こむぎちゃんとの生活は穏やかに始まりました。
「大変だったのは、私が早く帰りたくて仕事を急いで終わらせるようになったことくらい(笑)。こむぎは本当に良い子で、おトイレもすぐに覚え、ご飯もしっかり食べて、“へそ天”で爆睡。大変なことは何もなかったです」
飼い主さん自身にも、気持ちの面で変化があったといいます。
「私は優しくなりました(笑)。愛おしい存在ができると、自然と優しくなれるものですね。こむぎは娘と気が合うようで、娘の部屋で過ごすことが多かったです。こむぎの話題をきっかけに、娘ともよく話すようになりました」
ツンデレ女子に今、飼い主さんが思うことは?
6歳を迎えたこむぎちゃん。性格をひと言で表すなら、「Theネコ」、まさにツンデレの代表格です。
「抱っこは気が向いたら。足元に来て抱っこ待ちしてくれますが、もうイヤになると急いで腕から離れてダッシュで逃げます(笑)」
ナデナデを求めてきたかと思えば、スリスリしたあとに小走りで逃げることも。気まぐれだけれど、その行動ひとつひとつがたまらなく愛おしいといいます。
「やっぱり賢い。リビングのドアも開けちゃいます。トイレや子供部屋のドアもです」
そして、今も家族にたくさんの気づきと愛情を与えてくれています。
「私が体調を崩して寝ていると、普段は来ないのに頭元に座っていることがあって。病院に行ったら『あと半日遅かったら危なかった』と言われたこともありました。まるで『行け!』って言ってるみたいで。ほかにも『あれして』『これして』といろいろ伝えてくれる子なんです」
最後に、飼い主さんは改めてこう語ってくれました。
「この家に来て幸せって思ってくれているかな。いろんな願いはあるけれど、ただただ“ありがとう”って伝えたいです」