「昼の炎天下に犬の散歩は虐待!」→「早朝4時ですが?」思い込みで誹謗中傷する「お散歩警察」に困惑「批判する人、犬と暮らしてる?」

はやかわ かな はやかわ かな

犬と暮らす人たちにとって、「真夏のお散歩」は悩みの種です。愛犬が熱中症になったり、高温のアスファルトで肉球をやけどしないよう、お散歩時間を早朝や深夜の涼しい時間帯に変更したり、アスファルトの温度を手のひらで確認したり、犬の身体を冷やすグッズや洋服を使うなど、皆さんそれぞれ工夫をされています。

3歳になる甲斐犬の男の子、黒虎くんの飼い主さん(@kaiken_kurotora)もその1人。毎朝午前4時に起床し、黒虎くんと約1時間散歩。帰宅後に「シャワー浴びて二度寝」が夏の朝のルーティーンなのだそうです。

そんな黒虎くんの早朝散歩の様子に対して、「夏のアスファルトは犬がやけどするから歩かせるな」「虐待だ」「飼い主が自分の足で地面歩いてやけどしてみろ」といった、誹謗中傷の声が寄せられたと言います。

「犬のお散歩警察」に困惑…

「この動画は今朝の4時頃に撮影したんですが、犬界隈では犬のお散歩時間警察が多くて、動画に少しでも太陽の光が映っていたらすぐに、虐待だ、昼に散歩させるな!と、何も確認せずに脊髄反射で批判してくる方が多過ぎませんか??念のためもう一度言いますが、この動画は今朝の4時頃に撮影しました」

黒虎くんの飼い主、甲斐犬 黒虎さん(@kaiken_kurotora)がX(旧:Twitter)に投稿したこのツイートに対して、多くの共感と憤りのリプライが寄せられました。

「決めつけずに確認すればいいのに…」
「朝の4時位には天気が良いと普通に太陽の光、映ります」
「お散歩警察さんたちがいると、なんだか陽の当たる時間のお散歩が悪いことに思えてきてしまいます」

「犬と暮らしたことある?」

早朝散歩の動画が明るく見える理由について、「黒虎を見やすくするために動画を明るくしてます。アスファルトと少し同化して見えるので」と、ツイートしていた黒虎くんの飼い主さん。

真夏の散歩は、犬だけでなく、人間にとっても危険です。だからこそ、細心の注意を払っているにも関わらず、事実も確認せず一方的に「炎天下の昼間」と決めつけ、「虐待」と批判する「お散歩警察」。

「批判する人、犬と暮らしてますか?」と、犬を飼う方々から呆れる声も寄せられた「お散歩警察」について、黒虎くんの飼い主さんにお話を聞きました。

ネットの奥には「実在する人」がいることを忘れないで

ーー匿名で投稿出来るSNSの闇でしょうか……。

「お散歩の時間に限らず、うちでは黒虎の安全や周りの方々のことも考慮して、ブリーダーさんから教わった左手に持つリードと、腰や胴回りに固定するリードの2本を使った『ダブルリード』で散歩をしています。それに対しても、『ダブルリードの犬は危険そうに見える』『犬を扱えないダメな飼い主に見える』『虐待に見える』などと批判されることがあります。愛犬のことを誰よりも大事に思っての行動なのに、理解が得られないだけならまだしも、パッと見た感じの印象だけで批判されることがよくあり、とても残念な気持ちになります」

ーーそういった背景や事実を確認せずに批判する「お散歩警察」や「ネット警察」に伝えたいことはありますか?

「深く考えず、確認もせず、ただ一瞬、目に入った情報だけで勝手に決めつけて批判するのはよろしくないと思います。ネットの世界にも、その奥には実在する人や様々な想いがあることを忘れないでほしいです」

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