専業主婦・主夫に生命保険は不要? 入るべきケースをFPが徹底解説

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専業主婦・主夫はどんな保険を選ぶべきか

それでは、専業主婦はどんな保険を選べばいいのでしょうか? 専業主婦・主夫におすすめの、保険を詳しく解説します。

▽医療保険

医療保険とは、病気やけがで入院や手術が必要になった場合に入院給付金や手術給付金が受け取れる保険です。

病気やけがで入院・手術をすると医療費はもちろん、それ以外にも差額ベット代や食事代、交通費等さまざまな費用がかかります。

医療保険に加入していれば、契約時に契約で定めた一定額が支払われるため、妻(夫)の入院時に必要になった外部サービスを利用する費用にも備えられます。

▽がん保険

厚生労働省によると、日本人の死因の第一位は男女ともに「がん」であり、がんの保障に特化した保険であるがん保険での備えは必須といます。

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性65.5%で女性51.2%となっており、2人に1人が罹患すると考えるとかなりの確率です。

がん保険では、がんと診断された際に支払われる一時金(診断給付金)やがんの治療のために入院や手術をしたときに給付金が支払われます。

近年は、入院せずに通院のみでがん治療を行うことも増えており、診断給付金が一時金で支払われるタイプが主流です。

抗がん剤治療の影響で、髪が抜けてしまった場合のウィッグ代や乳がんの手術後に乳房再建術を受けるための費用が必要になる可能性も考えられますので、がん保険に加入していればがんになっても心強いでしょう。

参照:国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

 ▽死亡保険

死亡保険とは、被保険者が死亡したときに残された家族に保険金が支払われる保険です。

高額な保障は必要ありませんが、専業主婦・主夫に万が一のことがあった場合に、残された家族がどのような生活を送るかを具体的にイメージし、必要保障額を考えましょう。

その際には、公的な保障を加味する必要があり、例えば専業主婦・主夫が亡くなった場合、遺族年金を受け取ることができるケースもあります。

遺族基礎年金や遺族厚生年金といった給付を必要保障額から差し引くなど、公的保障や配偶者が加入している保険からの保険金がどのくらいかは事前にチェックしておくと良いでしょう。

参照:日本年金機構/遺族年金ガイド https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kyufu.files/LK03-3.pdf

専業主婦・主夫も保険で備える必要がある

専業主婦・主夫は、家庭内で多くの役割を担っています。もしも家庭を支える主婦・主夫のサポートがなくなってしまうと、家族には精神的な落胆だけでなく、経済的にも大きな影響が出てくるため、保険の備えは考えておきたいです。

専業主婦・主夫の方が保険を検討する際には、家族の資産や、家計を担う人の収入、利用できる公的制度、子どもの人数や年齢、支援してくれる親族の有無などを考慮し、必要かどうかを判断するようにしましょう。

   ◇   ◇

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