「婚外恋愛」…いわゆる不倫のことですが、どのくらいの既婚者が経験しているのでしょうか。全国の30～59歳の既婚男女2000人（男性500人／女性500人+1000人）に聞いたところ、男性で約3割、女性では2割弱が「婚外恋愛の経験あり」と回答しました。また、世帯年収の高い既婚者ほど、「婚外恋愛」経験の割合が高くなるような傾向が見られたそうです。
レゾンデートル株式会社（東京都新宿区）が、「婚外恋愛に関する実態調査」と題して2023年6月～7月の期間にインターネットで実施した調査です。
まず、「婚外恋愛経験の有無」を聞いたところ、全体の22.5％が「経験あり」と回答。これを男女別でみると、「男性」は33.0%、「女性」は16.1％と男女の差が浮き彫りとなりました。
また、年代別に「婚外恋愛経験あり」の割合をみると、男性は「40代」（38.3%）が最も多く、女性では「30代」（18.8%）が最多に。なお、女性は年代が高くなるほど「経験あり」の割合が少なくなる傾向がみられました。
さらに、世帯年収別でみると、「1000万円未満」では2割前後となったのに対して、「1800万以上」では半数以上と、世帯年収の高い既婚者ほど経験の割合が高い傾向がみてとれたといいます。
次に、既婚者1000人（男性500人／女性500人）に対して、「配偶者への不満」について聞いたところ、「ある」と答えた人は44.0%、「ない」と答えた人は56.0%という結果になりました。
これを「不満あり」の既婚者で絞ると、「婚外恋愛の経験あり」は30.9%となり、「不満なし」の既婚者（15.9％）と比べて15ptもの差がみられました。特に「不満あり」と答えた男性では、「婚外恋愛の経験あり」は実に47.2%に上ることが判明した一方で、女性の場合は「配偶者への不満」の有無で、男性ほどの差はみられませんでした。
