「危険なので触らないで」という注意書きがあったとします。それを見たら「触ってはいけない」とするか、それとも「気をつければ触っていい」と解釈しますか?
「カリメロ/穴馬オタク🐨競馬(@chan_calimero)」さんは、仕事で注意書きを用意することがよくありますが、謎解釈をする人が多いと感じていました。そんなときに「ツイッターのタイムラインに、注意書きを読まずに問題を起こして炎上していた方のツイートが流れてきた」ので、自身が注意書きをつくるときに気をつけていることをあらためてツイートしました。
―――カリメロさんのツイート①
「危険なので触らないで」→気をつければ触っていい
「うかつに触らないで」→うかつでなければ触っていい
「触るのはご遠慮ください」→遠慮しながらなら触っていい
みたいな謎解釈する人をこれまで見てきたので、仕事で使う注意書き等は小学生が読んでも理解できるように書くよう心がけている
―――カリメロさんのツイート②
・婉曲表現
メリット→柔らかく角が立たない
デメリット→人によって解釈に幅が出る可能性あり
・断定表現
メリ→高確率で意図が伝わる
デメ→キツい言い方だと思われる
自分は今は後者派で、解釈ブレで問題発生するリスクを高確率で消せるならキツいとか怖いとか思われる位全然マシだと思った
◇ ◇
リプ欄には、謎解釈する人の存在を裏付けるような、さまざまなコメントが寄せられています。
「まあ『関係者以外立入禁止』を『興味があるから関係者』という勘違いさんもいますしね…」
「うかつに触るな、は注意して触れって意味じゃない?」
「何を書いても『いつもと違うからいつも通りに戻す』の前には効果がない」
「『ご遠慮ください』→『いや別に俺は構わないから』・・・みたいなことを言う人もマジでいますねw」
「『推奨ってあくまで推奨ですよね?』我激怒。どこも似たような話が…」
「触るな→一瞬ならいいかな 危険→承知の上でならいいかな」
このような謎解釈に対して効果がありそうな注意書きは、「断定する」以外に、「触るな!触った瞬間に罰金100万円!」などと、触るとどんなことが起こるのか具体的に書く、というものもありました。
ですが、「文字で何書いたところでダメなんですよ…。」「人間なら注意書きを読んで理解できるという前提なのが間違っている。もし物に触れられないようにしたいなら、物理的に触れられないようにすべき」というコメントも。
触れないようにできれば良いですが、注意書きが全く必要なくなるということはおそらくありません。また、謎解釈の羅列を見る限り「誰でも同じ理解」になる注意書きにすることは難しい…。そうなると、カリメロさんのツイートのように、どちらの意味にも取れるような曖昧な表現をやめて、簡潔に断定することがやはり有効なのかもしれませんね。