「正社員になりたい」と考える20代の非正規雇用者は4割弱 一方、「なりたくない」理由は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

「正社員になりたい」と考える20代の非正規雇用者は4割弱――。2023年5月に株式会社ジェイック(東京都千代田区)がインターネットで実施した「正社員就職」に関するアンケートでそんな調査結果が分かりました。一方、「正社員になりたくない」と答えた人からは「週5の8時間勤務が辛すぎる」「縛られたくない」などの意見が寄せられたそうです。

調査は、雇用形態がパート・アルバイトか無職の20代男女400人(男性200人/女性200人)を対象に実施されました。

調査によると、「正社員になりたい」と答えた人は36.5%でした。一方、「なりたくない」は26.8%、「どちらともいえない」が36.8%という結果になりました。

これを男女別にみると、「正社員になりたい」と答えた割合は、「女性」が28.5%であったのに対して、「男性」では44.5%と、16ptもの差がみられた一方で、「なりたくない」と答えた割合は、「女性」が33.0%、「男性」が20.5%となり、男性のほうが正社員になりたい意識が高いことがうかがえます。

それぞれの回答理由について、「正社員になりたい」と答えた人からは、「安定した収入と福利厚生がある」「様々な保障がアルバイトでは受けられないため」「社会的な信用と経済的な安定につながるから」「ボーナスが欲しいから。また世間の目が気になるから」といった意見が目立ちました。

一方、「正社員になりたくない」と答えた人からは、「時間に自由のきく働き方をしているから」「縛られたくないから」「フリーターの方が時間的自由があり、かつ正社員と給料も変わらないから」「週5の8時間勤務が辛すぎるから」「責任が重いから」「まだ夢を追いかけているから」といった声が寄せられています。

また、「どちらともいえない」と答えた人からは、「具体的に将来像が決まっていない」「両者ともにメリットデメリットがあるから」「ちゃんと働けるか不安だから」といった声が寄せられたそうです。

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