若い女性を中心に流行中の"あのファッション"がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは漫画家で玩具会社「銀十字社」代表の井上純一さん（@KEUMAYA）が
「そういや、この間、ひさびさ都心に出たらこういう人いて大変に驚いたんですが、少佐のあの服ってもしかして流行ってる？ 時代が追いついてる？
（髪型とか細部とか変えています）」
と投稿したイラスト。
ハイレグ水着のように股に食い込んだボディースーツの上からさらにパンツをはくあのファッション。上半身の肌なら多少露出していても今さら感があるが、下半身の肌があらわになっていることに戸惑いを感じるという人は多いのではないだろうか。
井上さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「私も見たことあります。タンクトップとボディスーツが合体した、『タンクボディスーツ』みたいな名称らしいです。」
「流行ってるかどうかは知りませんが、少し前にTwitterで販売開始的なプロモーションが流れてきてましたね。『！？』ってなったのは覚えてます。」
「何かそう言う格好で観光するYouTuberの影響らしいですね」
「インナーにもなるってことで、似たようなボディスーツをZARAで売っているのを見かけました。」
など数々の驚きの声や共感の声が寄せられている。
井上さんにお話を聞いた。
ーーこの服装をされていた方、雰囲気や見かけた場所についてお聞かせください。
井上：見た場所は都心のスタバです。ラジオ番組のゲスト出演で久々に都心に行き、その移動中に見ました。
ーーこの方を見かけた際のご感想、こういったファッションについてのご感想をお聞かせください
井上：私は漫画家で、2カ月とか近所にすら出ない生活をしているので、大変に驚きました。聞けば1、2年前から流行っているそうですが、私のツイートが異常な勢いで伸びたので、私を含め多くの人が知らなかったんだな……というかこれは単に攻殻機動隊の草薙素子ですよね。アニメが出てきた当時「他の登場人物は普通の格好なのに、少佐だけ痴女」とか言われてたんですよ。今からは信じられません。着てる人がどのくらいの比率で攻殻機動隊を知ってるかが一番気になります。
◇ ◇
みなさんはあのファッションを間近に見たことがあるだろうか。見慣れない人だとどぎまぎしてしまうかもしれないが、もしそんな機会があった時はなるべく平静を装っていただきたい。
なお、今回の話題を提供してくれた井上さんは今年4月に星海社からコミック「逆資本論」を上梓。「脱成長共産主義（コミュニズム）」を批判的に検討しつつ、その思想の中核にある「資本論」を逆に読み解くことで、資本主義の中で世界を救う道を探るという興味深い内容なので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
【井上純一さん関連情報】
▽Twitterアカウント：https://twitter.com/KEUMAYA/
▽逆資本論 (星海社COMICS)：リンク
