ファミリーレストランチェーン「ココス(COCO’S)」が10月16日に開始した人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボメニューの売り切れが続出している。公式ホームページの販売状況には、販売から5日たった20日時点で、全国ほとんどの店舗で「×」印の品切れ状態に。SNS上では「田舎でも全部売り切れ。めっちゃ人気…」「第1弾は諦めた」との声が上がる一方、フリーマーケットサイト「メルカリ」ではコラボグッズの転売が相次いでいる。
グッズ全6種類4444円で転売ケースも
全国507店舗で展開するキャンペーンで、第4弾まで期間ごとにメニューを変えて用意。コラボメニューを含む対象メニュー1品の注文につき、各期間の対象コラボグッズをランダムで1つプレゼントする。第1弾の16~29日は「ちいかわのトマトクリーム包み焼きハンバーグ」(数量限定、税込み1859円)や「うさぎのツル~ッとプリンパフェ」(同1309円)を提供し、グッズの巾着は6種類している。
転売対策として、ココスは注文に際して「数量限定メニューは、おひとり様につき1食までのご購入とさせていただきます」「対象メニューはテイクアウトできません」などのルールを設定。順番待ち予約サービスができないほか、午前10時以前に入店した場合、コラボメニューを注文するには再入店をする必要がある―という規定もあった。「転売、再販売、営利目的でのご購入はお断りいたします。商品の放置、廃棄、常識の範囲を超える食べ残しはご遠慮ください」とも呼び掛けていた。
そんな中、16日に開始したコラボメニューは3日目にして品切れする店舗が現れ始め、5日目には多くの店舗で完売状態に。第4弾の12月10日まで全期間で販売が続くグッズ付きの「オリジナルスリーブ付きCoCoプリン」(税込み759円)は軒並み販売中だが、第1弾グッズの巾着も売り切れの店舗も出始めている。
ちいかわを巡っては、回転ずしやファストフードともコラボが行われ、グッズの転売が問題となった。今回のココスとのコラボでも、コラボメニューに使われたピックのほか、巾着がメルカリで出品されており、1個500~1300円程で取り引きされている。また、全6種類4444円など高額で転売されているケースも見受けられる。