リノべる株式会社(東京都渋谷区)は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住の子どもがいる男性2964人を対象に「マンション選び」に関する意識調査を実施しました。その結果、新築マンション購入者が理想とした広さが78.5平方メートルであったのに対し、実際には71.4平方メートルと、7.1平方メートルの差があることが分かったそうです。
調査は、2023年5月にインターネットで実施されました。
まず、「物件選びで重視したポイント」について複数回答可で答えてもらったところ、「価格」(63.7%)が最多となったほか、「間取り」(52.3%)、「最寄駅からの時間」(49.8%)、「生活環境・周辺環境」(47.9%)、「アクセスの良さ」(45.6%)などが挙げられました。
その一方で、「重視したが叶わなかった、または諦めたポイント」については、「広さ」(22.1%)、「最寄駅からの時間」(21.5%)、「価格」(20.7%)などが上位に並び、「広さ」を妥協することで、条件に合う住まいを手に入れた様子がうかがえました。
これを新築と中古で比較したところ、「新築マンション購入者(2053人)の妥協ポイント」の最も多かったのは「広さ」(24.1%)であった一方で、「中古マンション購入者(911人)」では、「広さ」が4位(18.0%)となり、大きな差が見られました。
最後に、近年のコンパクトマンション化を受けて、新築マンション購入者のうち、妥協ポイントを「広さ」と答えた380人に対して、「理想と現実の広さの差」を聞いたところ、理想の「78.5平方メートル」に対し、実際には「71.4平方メートル」と、7.1平方メートルの差がみられました。これは、約4畳半・1部屋分を諦めたことを意味しているといいます。
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【出典】
▽リノベる調べ