子どもの寝かしつけ「主にママ担当」約8割 パパがやらない理由は?…「妻の方が寝かしつけるのが早い」「寝てくれなかったので諦めた」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

赤ちゃん用スキンケアブランドの「ジョンソンベビー」を展開するKenvueは、0~2歳の子をもつ20歳~39歳の男女の計722人を対象に、「育児や寝かしつけに関する意識調査」を実施しました。その結果、最もストレスを感じる育児は「夜泣きの対応」「寝かしつけ」と答えました。また、半数近くのママがパパの寝かしつけの「実施頻度」や「やり方」に満足していない傾向があることが分かったそうです。

2023年2月~3月にインターネットにて実施した調査で、内訳は男性360人、女性362人となっています。

最初に、育児においてストレスを感じていると回答したパパとママ544人に、「育児の中で、最もストレスを感じるものをお答えください」と尋ねたところ、1位「夜泣きの対応をする」(55.1%)が最も多く、2位「離乳食をつくる・用意する」(14.7%)、3位「寝かしつけをする」(13.1%)という回答になりました。

次に、すべての人に「あなたは、お子さんの寝かしつけに悩んでいますか、もしくは悩んでいましたか」と尋ねたところ、61.9%の人が「悩んでいる・悩んでいた」と回答しました。

続いて、寝かしつけで悩んでいると回答したパパとママ447人に、「寝かしつけの中で悩みやストレスに感じたこと」を尋ねたところ、「子どもが寝るまでに時間がかかる」(パパ:80.8%、ママ:84.5%)、「子どもが夜中に何度も起きてしまう」(パパ:51.9%、ママ:59.8%)、「抱っこで寝かしつけても、ベッドに置くと起きてしまう」(パパ:47.6%、ママ:49.4%)といったことが上位に挙がりました。

一方で、「自分しか夜泣き対応ができない」(パパ:4.8%、ママ:43.9%)、「自分が寝かしつけをした時しか子どもが寝てくれない」(パパ:12.0%、ママ28.0%)「自分以外の家族が子どもの夜泣き対応をしようとしない」(パパ:1.4%、ママ:19.2%)といった悩みは、パパとママで大きな差があったことが分かりました。

また、すべての人に「最も年下のお子様について、主に寝かしつけを担当しているのはどなたですか」と尋ねたところ、「ママ」が77.6%となりました。また、この結果を詳しく見てみると、育児休暇中の女性のうち84.5%、職場復帰をしている女性のうち85.1%の人が寝かしつけを担当しており、働いていても寝かしつけを担当するのはママが多いということがわかりました。

次に、寝かしつけをしていないと回答したパパ99人に、「あなたは、お子様の寝かしつけをできるようになりたいと思いますか」と尋ねたところ、「そう思う」が44.4%、「まあそう思う」が49.5%という結果に。また、「あなたが寝かしつけをしない理由として、あてはまるものを全てお答えください」と聞いたところ、「妻の方が寝かしつけるのが早いから」(59.6%)、「寝かしつけの時間に帰って来てこられない」(30.3%)、「寝かしつけをしたことはあるが寝てくれなかったので諦めた」(27.3%)という理由が挙がりました。

さらに、寝かしつけをしているパパ261人に、寝かしつけの「知識量」、「やり方」、「実施頻度」の満足度や自信度について尋ねたところ、「知識量」は満足度69.3%(満足している:21.5%、やや満足している:47.9%)、「やり方」は満足度75.1%(満足している:23.8%、やや満足している:51.3%)、「実施頻度」は満足度75.9%(満足している:24.5%、やや満足している:51.3%)でした。

その一方で、ママ全員にパパの寝かしつけの「知識量」、「やり方」、「実施頻度」の満足度を尋ねたところ、「知識量」は満足度46.7%(満足している:14.4%、やや満足している:32.3%)、「やり方」は満足度55.5%(満足している:21.8%、やや満足している:33.7%)、「実施頻度」は満足度53.3%(満足している:23.5%、やや満足している:29.8%)という結果となり、パパの自己評価とママの満足度には大きな差があることが分かったといいます。

最後に、育休を取得し、職場に復帰されているママ181人に、「育休中と仕事復帰後とで、寝かしつけに関する、あなたのストレス度や負担感に変化はありましたか」と尋ねたところ、42.5%の人が「あまり変わらなかった」と答えた一方、38.7%の人が「仕事復帰後の方がストレス度は高かった」と回答しました。

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