自身のスキルアップや、より高い給与水準を求めて外資系企業への転職を考える人もいるのではないかと思います。そこで、外資系企業で働いたことのない、年収1000万円以上の全国の転職経験者・検討者105人に調査をしたところ、4割の人が「これまでに外資系企業への転職を一度でも検討したことがある」と回答しました。また、外資系企業への転職を検討した人のうち、入社を躊躇した理由は、「英語力に不安があった」「企業風土に馴染めるか不安だった」などに回答が集まったそうです。
株式会社セブンシーズ(東京都新宿区)が、「グローバル転職に関する意識調査」と題して2023年4月にインターネットで実施した調査です。
調査の結果、40.0%の人が「これまでに外資系企業への転職を一度でも検討したことがある」(何度もある5.7%・数回程度ある24.8%・1度だけある9.5%)と回答しました。
外資系企業への転職を検討したことがある42人に対して、その理由を複数回答可で答えてもらったところ、「給与の水準が高いから」(81.0%)、「実力が評価されやすいから」(54.8%)、「自身の成長に繋がりそうだから」(47.6%)といった回答が上位に挙げられました。
そのほか、回答者からは、「国際的な仕事ができそうだから」(54歳)、「ドメスティック企業では上位の役職が限られており、給与も伸びないので」(50歳)、「ジョブ型で評価がわかりやすく、キャリア採用によりステップアップしていくのが普通だから」(39歳)といった声が寄せられています。
また、「外資系企業への転職を検討したものの、入社したことがない理由」としては、「英語力に不安があったから」「企業風土に馴染めるか不安だったから」(いずれも38.1%)、「条件が合わなかったから」(23.8%)などが上位に並んだほか、「日本企業には戻りにくそう」(39歳)、「収入の変動が大きい」(47歳)、「実力主義でやっていけるか不安であった」(43歳)、「雇用の安定性に不安があるから」(50歳)といった声が寄せられました。
そこで、全回答者に対して、「もしも外資系企業において、入社後に「英語でのビジネスコミュニケーション」を伴走でサポートしてくれる体制があったら、転職を検討してみたい/検討してみたかったと思いますか」と聞いたところ、61.0%の人が「そう思う」(非常にそう思う18.1%・ややそう思う42.9%)と回答。
また、「伴走でサポートしてくれる体制があったら、転職を検討してみたい/検討してみたかったと思う」と答えた64人に対して、その理由を複数回答可で答えてもらったところ、「英語力に対しての不安が軽減するから」(68.8%)が最多となったほか、「自分だけで悩むことが減りそう」(54歳)、「年収交渉に役立ちそう」(54歳)、「時間効率が上がると思う」(51歳)といった声が寄せられています。
さらに、「”英語でのビジネスコミュニケーション”をサポートする体制に望むこと」を複数回答可で答えてもらったところ、「業務に直結する英語を学べる」(68.8%)、「英語に関連する困りごとを気軽に相談できる」(48.4%)、「英語でのミーティングやプレゼンテーションを学べる」(46.9%)といった回答が上位に挙げられたそうです。
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調査を実施した同社は、「優秀な人材がグローバルなフィールドで更に活躍するためにも、英語に関する不安を取り除き、世界基準のビジネスコミュニケーションをサポートしてくれる伴走役が必要だと言えるでしょう」と述べています。
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【出典】
▽株式会社セブンシーズ
https://7seas.co.jp/services/