外資系企業への転職「ハードルを感じる」 20代ITエンジニアの9割が回答「興味はあるけど」

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20代のITエンジニアのみなさんは、外資系企業へのキャリアアップについてどのような意識を持っているのでしょうか。短期留学経験はあるが仕事で英語を使用していない、日系企業に在籍する全国の20代のIT人材の男女103人に調査をしたところ、半数以上の人が「現状の能力で外資系企業で働くことにハードルを感じる」と回答しました。また、ハードルを感じる理由については、「英語力の不足」「特化した知識やスキルがない」などに回答が集まったそうです。

オンライン英会話事業『Bizmates』を展開するビズメイツ株式会社(東京都千代田区)が、「海外・外資系企業へのキャリアアップに関する意識調査」と題して2022年10月に実施した調査です。

はじめに、「現状の能力で外資系企業で働くことにハードルを感じますか」と聞いたところ、「非常にそう感じる」(32.1%)と「ややそう感じる」(55.3%)を合わせて87.4%の人が「ハードルを感じる」と回答しました。

また、「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した90人に「ハードルを感じる理由」を聞いたところ、「英語力が足りない」(83.3%)が最多に。次いで、「特化した知識やスキルがない」(55.6%)、「外国籍人材とのコミュニケーションが不安」(42.2%)といった回答が上位に並んだほか、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽かなり実力主義だと聞いたから(28歳)
▽日本式に慣れすぎているため、あっさり首を斬られるリスクの中で戦えるのか(29歳)
▽海外との時差などで会議時間が真夜中になったりと、ワークライフバランスが心配(27歳)
▽コミュニケーションにも苦戦して、一緒に働いているメンバーとも仲良くなれなさそう(26歳)

続いて、「将来的に外資系企業に転職することを検討していますか」と聞いたところ、「かなり検討している」(1.1%)と「やや検討している」(17.8%)を合わせて18.9%の人が「転職することを検討している」と回答。

また、「将来的に外資系企業に転職するために必要だと思う経験や能力」については、「英語力」(58.8%)、「海外プロジェクトに携わった経験」「マネジメント経験」(いずれも41.2%)などが上位に挙げられました。

最後に、「将来的に外資系企業に転職することを検討している」と回答した17人に、「外資系企業に転職するためのステップとして、外国籍人材が在籍する企業で働くことに興味はありますか」と聞いたところ、「非常に興味がある」(17.6%)と「やや興味がある」(76.5%)を合わせて94.1%の人が「外国籍人材が在籍する企業で働くことに興味がある」と回答。

また、「外国籍人材が在籍する企業で働くことに興味がある」と回答した16人に、「外資系企業に転職するためのステップとして、外国籍人材が在籍する企業に期待すること」を聞いたところ、「英語を用いた仕事」(68.8%)、「海外プロジェクトに携われること」「大規模なプロジェクトに携われること」「外国籍人材とのコミュニケーション」「海外のビジネス文化を学ぶ機会」(いずれも31.2%)といった回答が上位に挙げられたそうです。

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調査を実施した同社は「外資系企業勤務への憧れを抱く会社員のステップとして、まずは『外国籍人材が在籍するグローバルな環境』で働くことで自身のキャリアアップに繋げたいと考える人は増えるかもしれません」と述べています。

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【出典】
▽GitTap
https://www.gittap.jp/ja

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