自宅にいるとき、玄関の鍵を「常にかけない」人が多い地域 3位「中・四国」、2位「東北」、1位は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

自宅にいるときに玄関の鍵を「常にかけない」人はどのくらいいるのでしょうか。株式会社プラネット(東京都港区)が、全国の男女4000人を対象に「防犯対策」に関する意識調査を実施したところ、「常にかけない」と答えた人が最も多かった地域は「北陸・甲信越」でした。また、20代女性の10人に1人が「常にかけない」と答えたそうです。

調査は2023年2月にインターネットで実施されました。

まず、「自宅や近所の家が空き巣の被害に遭ったことがありますか」と聞いたところ、74.4%の人が「ない」と答えた一方で、「一度だけある」と答えた人は12.4%、「複数回ある」と答えた人は4.7%となり、約6人に1人が自身や身の回りで空き巣を経験しているという結果になりました。

また、被害に遭ったことがある683人に対して、「被害のあとに、防犯対策を強化しましたか」と聞いたところ、30.3%の人が「強化しなかった」と答えています。

続いて、「自宅での防犯対策」について聞いたところ、「ポストに郵便物をためない」(59.9%)が最多となったほか、少数派ではあるものの、「監視カメラを設置している」(13.2%)、「警備会社に警備を依頼している」(6.9%)という厳重体制の人も見受けられました。

次に、「普段自宅にいるときに玄関に施錠しますか」と聞いたところ、76.5%の人が「常にかける」と回答。これを性年代別に見ると、「常にかけない」と答えた人の割合は、男女ともに20代(男性13.1%・女性10.5%)と70代以上(男性10.6%・女性10.5%)が他の年代に比べて高い傾向にあることが分かりました。

また、地域別でみると、「常にかける」と答えた割合は「南関東」(80.0%)が最も高くなっており、「常にかけない」と答えた割合も5.1%と最も低くなっています。

一方、「常にかける」と答えた割合が最も低かったのは「東北」(65.8%)だったものの、「常にかけない」と答えた割合が最も高かったのは、「北陸・甲信越」(14.5%)でした。

玄関の鍵を「常にかける」と答えた人以外(942人)に対して、「施錠しない理由」を複数回答可で答えてもらったところ、「鍵をかけるのが面倒だから」(36.5%)、「危険な目に遭ったことがないから」(34.8%)が上位を占めたほか「盗まれて困るものがないから」(14.8%)と、ある意味開き直ったような人も見受けられました。

「知人以外が自宅を訪問してきたときの対応」について聞いたところ、「インターホンやのぞき窓で確認したうえで扉を開けることが多い」(47.8%)が最多となり、性年代別で見てもすべてで最多となりました。

なお、「知人以外の訪問は無視する」と答えた割合は、「20代女性」(30.9%)が他の年代と比べて突出して高くなっており、全体の14.2%を大きく上回っています。

地域別でみると、「北陸・甲信越」の人は「特に確認せず扉を開ける」(29.7%)が、全国平均の12.4%より20pt近く高い数値になりました。また「知人以外の訪問は無視する」と答えた人が多い地域は「北関東」で18.8%となりました。

なお、玄関を「常に施錠する」と答えた人の割合が最も低かった「東北」は、「知人以外の訪問は無視する」と答えた人は16.1%と、「北関東」の次に高い結果となりました。

最後に、防犯にまつわるエピソードを教えてもらったところ、「自室に入っても全室のカーテンを引くまで照明は点けない」(50代女性)、「契約しているケーブルテレビの人が、インターホンも鳴らさずに玄関に勝手に上がってきてびっくりしたことがある」(40代女性)、「子どもと2人きりの時は、インターホンが鳴っても対応しない」(20代女性)、「玄関の鍵は必ずかける。例え数秒であっても」(20代女性)、「何かあれば飼い犬が知らせてくれるはず」(60代女性)といった声が寄せられたそうです。

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