自家用車…売却を検討しつつも廃車にした理由は? 「価格がつかなかった」「思った価格にならなかった」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

車が古過ぎることや、故障や事故等により修理が難しいことが理由で廃車を考える人も多いのではないでしょうか。そこで、自家用車を廃車にした経験がある全国の男女1022人に調査をしたところ、半数以上の人が「廃車にする前に売却は検討した」と回答しました。また、売却を検討しつつも、最終的には売却しなかった理由については、「買取価格がつかなかった」「思った買取価格にならなかった」などに回答が集まり、買取価格が理由で廃車を選択したことが分かったそうです。

廃車・事故車買取専門『事故車買取王 八王子店』を運営する株式会社Santa Corporate(サンタコーポレート)(東京都八王子市)が、「廃車時の対応に関する調査」と題して2023年3月にインターネットで実施した調査です。

はじめに、「廃車した車の種類」を聞いたところ、「軽自動車」(27.9%)、「コンパクトカー」(20.8%)、「セダン」(17.4%)という結果になりました。

また、「廃車にした理由」については、「故障・事故車だったから」(41.5%)、「車を使わなくなったから」(33.0%)、「売却できなかったから」(15.0%)などが上位を占めています。

続いて、「廃車にした理由」で「売却できなかったから」以外を選んだ869人に対して、「廃車にする前に売却は検討しましたか」と聞いたところ、54.8%の人が「検討した」と回答。

一方、「売却を検討しなかった」と答えた人からは、「完全に事故車で売れる状態じゃ無いと思った」(30代男性)、「壊れていて売れると思わなかった」(40代男性)、「走行距離が16万キロ超えていてあちこちボロも出てきていた為」(40代女性)、「年式が古く、故障が多く修理にかなりのお金がかかるから」(60代男性)といったさまざまな理由が寄せられました。

また、「売却を検討したものの売却しなかった、できなかった」と答えた629人に対して、「何社くらいに売却見積もりを依頼しましたか」と聞いたところ、「1社のみ」(46.8%)、「2~3社」(41.0%)などに回答が集まりました。

さらに、「売却を検討しつつも、最終的には売却しなかった理由」を教えてもらったところ、「買取価格がつかなかった」(53.3%)が最多となったほか、「思った買取価格にならなかった」(25.4%)、「廃車にした方がお得だと思った」(20.8%)などが挙げられ、買取価格が理由で廃車を選択した方が約8割いるということが分かりました。

回答者からは、「少しでも次に買う車の足しになればと査定したが古すぎて値段がつかず廃車にした」(30代男性)、「長く使い走行距離も出た車だったので、買い手がつかず廃車にした」(40代女性)、「下取りに出そうと思ったが、故障で動かせなくなったので断念した」(50代男性)といったエピソードが寄せられています。

次に、「廃車の手続き」について聞いたところ、「自分で対応した」と答えた人は32.7%、「業者に依頼した」と答えた人は67.3%という結果になりました。

また、廃車の手続きを「自分で対応した」と答えた334人に対して、「自分で手続きをする際に大変だったこと」を教えてもらったところ、「手続きが複雑で分かりにくかった」(40.4%)、「書類を揃えるのに手間がかかった」(36.5%)、「期限までに手続きを終えるのが大変だった」(10.8%)、「費用がかかった」(5.7%)などが挙げられました。

最後に、「廃車という選択肢を選んだことについて、満足していますか」と聞いたところ、78.1%の人が「満足している」(とても満足している18.2%・それなりに満足している59.9%)と回答。その一方で、21.9%の人が「満足していない」(あまり満足していない16.3%・満足していない5.6%)と答えたそうです。

   ◇  ◇

調査を実施した同社は、「不動車・放置車や走行不可の事故車でも買取価格が付いたり、エンジンがかからない廃車を無料でレッカー引取りしたり等、廃車や事故車の買取を専門にしている業者があります。売却や廃車の見積もりをする際は、1社の見積もりのみで判断せず、『廃車買取専門業者』を選択肢の一つに入れることをおすすめします」と述べています。

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