WBC効果?東証スタンダード「大谷工業」株価が年初の4倍に 投資家「決勝まで買い」「大谷さんの今日の活躍に期待」

小森 有喜 小森 有喜

米銀行株安の影響を受け、低調を続ける日本株のなかで派手な動きをしている銘柄がある。WBC侍ジャパンの大谷翔平選手と同じ名前を冠した「大谷工業」(東証スタンダード)の株価が急上昇。2月下旬までは終値4100~4200円台で推移していたが、今月15日に13000円台を記録した。先発予定の準決勝イタリア戦が行われる16日には一時年初の4倍近い株価となる年初来高値の16050円をつけた。終値は10290円。

予選リーグの始まる2日前の7日から出来高をともない上昇、今週に入ってからも8560円(13日)→10060円(14日)→13060円(15日)と実に14連騰を記録していた。「大谷株」の高騰にこの日「決勝まで買い」「大谷様に命預ける」「大谷さんの今日の活躍に期待してS高(ストップ高)」とネット民たちの間ではお祭りに騒ぎとなっていた。

東京に本社を構える大谷工業は戦後間もない1946年に創業、富山と栃木に工場を構え、電力・通信用架線金物や送電鉄塔などを手掛ける資材メーカー。

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