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大人になって「二重跳び」したら→小3の頃は、小6が「怖い」と思っていた記憶がよみがえり…… 今、振り返ると「校庭で社会を学んでいった」【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

子どもの頃に夢中になっていた遊びは、大人になってふとした瞬間に懐かしい記憶を呼び起こしてくれるものです。当時は当たり前だった出来事も、振り返ってみると子どもなりのルールや人間関係があり、小さな社会を生きていたのだと感じることもあります。そんな小学生時代の思い出を描いたオユグちゃんさんの作品『二重跳び』がInstagramで公開されました。

それは、作者がある施設を訪れたときのことです。そこで小学生に「二重跳びをやって」と頼まれた作者は、久しぶりに縄跳びをしていると、20年前の記憶がよみがえります。

作者が小学3年生の頃、学校では縄跳びブームが到来していました。休み時間になると急いで校庭へ向かい、「ジャンプ台」と呼ばれる縄跳び専用の踏み台に並びます。ジャンプ台の上で跳ぶと高く跳べるため、二重跳びの練習には最適だったのです。

しかしジャンプ台の人気は高く、いつも長蛇の列となっていました。しかもそこは小6のギャルたちが指揮をとっており、「失敗は2回まで」というルールが作られたのです。そして、それ以上失敗すると次の人に順番を譲らなければなりません。

並んでいる子の視線や上級生の圧を感じ、作者はこのとき初めて上下関係を知るのでした。それでも毎日練習を続けた結果、1度だけジャンプ台の歴代最高記録を更新したことがありました。その時、いつも怖いと思っていた上級生が褒めてくれ、周りの子どもたちからも讃えられたことは、今でも忘れられない思い出です。

同作について、作者のオユグちゃんさんに詳しく話を聞きました。

ジャンプ台で「社会」を知る

ー当時はどのような気持ちでジャンプ台の順番を待っていたのでしょうか?

今思い返すと、あの縄跳びコーナーは縄跳びをする場所というのもありましたが、小学生なりに「社会の空気」を感じる場所だった気がします。順番が近づいてくると独特の緊張感がありました。こうやって順番を待ったり、年上の子との距離感を感じたり、と少しずつ学んでいたように思います。

ー上級生の子たちはオユグさんにとっては怖い存在だったのでしょうか?

当時の3歳上の6年生は、私にとってすごく大人に見える存在でした。意地悪をされるなどの嫌な思い出はないのですが、自然と年下の子たちをまとめたり、仕切ったりする役まわりになっていたので、従わないといけない雰囲気はありましたね。近所の駄菓子屋さんでも、6年生がたくさんいると「今日はやめておこうかな」と入るのをためらうくらい存在感がありました(笑)

覚えてるのが、夏休みのラジオ体操に参加したら、6年生が代表で出席カードにスタンプを押してくれていたんですよ。それがとても嬉しかった記憶があります。少し緊張するけれど、憧れでもある存在でした。

ー歴代最高記録を出した時の状況や上級生に褒められた時の気持ちはどうでしたか?

周りから「おぉ!」と歓声があがって、跳びながら嬉しかったですね。当時の私にとって、6年生に褒めてもらえるのは、今でいうと上司に認めてもらえるような感覚に近かったのかもしれません(笑)あの縄跳びコーナーは、縄跳びだけではなく、異学年との関わりや、小さな成功体験を通して社会を学んだ場所でした。だから今でも、怖かった思い出ではなく、温かい思い出として心に残っています。

<オユグちゃんさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/oyugchan_33/

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