Z世代の整形手術の捉え方から見えてきた現代 整形して公開するのもアリ、手を入れないのもアリ

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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Z世代にとっての整形手術を調査した記事を読みました。「整形をしてみたいですか?」という問いに、20代では「整形をしたことがある」「すぐに整形したい」「いつか整形したい」と答えた人が6割。私たちの若い頃は「あの人、整形してるんだって」などとヒソヒソ話していたものですが、Z世代にとってはお化粧の延長のお手入れ感覚、崩れる前の手直し感覚として定着しているのですね。

今はタレントも一般人も、自分が整形したことをどんどんSNSで発信しています。SNSの発達で、何事も包み隠さず情報として発信する時代なんだなと感じています。

とある吉本の若手芸人コンビが、ネタ作りの過程をインスタライブで公開していると聞き、ちょっとビックリしてしまいました。私たち世代は一生懸命ネタを作っている姿を見せたくないと思ってしまいますが、それも公開しちゃうんだな、と。

整形とネタ作り…全然次元の違う話なのですが、「他人に知られたくないもの」のフェーズが変わってきたんだと思います。SNSの発達はもちろんのこと、整形に関してはコロナ禍のマスクも大きいと思います。腫れや内出血など術後のダウンタイムをマスクで隠せるというのは整形を身近なものにしたはずです。

実は私、元々とても歯並びが悪くて八重歯もあって。漫才をしていると唇が乾いて八重歯に引っかかるので、笑いながら後ろを向いて手で唇を下ろしたりして漫才をしていました。歯並びの悪い事がすごいコンプレックスで、それを気にして口を大きく開けて笑わなかったり、口をあまり開けないから早口になったり。

歯医者さんに相談すると「そこまで気にするのなら全部変えてしまいなさい」。そこからかなりの日数をかけ20数本を差し歯にして、今の歯並びになりました。「歯、きれいですね」と言われるたびに「ほとんど差し歯!」と言って笑わせたりしていますが、その事によってコンプレックスの一つを克服できたことは良かったと思っています。

自己肯定感を高める事、その方法として「お手入れ」はきっかけの一つなんですね。もちろん「そこまでやりたくない」と考えるのもまた自由だし、選択肢の一つ。それを選べる時代になったんだなと。

ただ、気をつけたいのは施術における金銭トラブル。格安でできるといううたい文句に釣られていくと、もっと高いコースを勧められたというのはよく聞く話。「もっと美しく!」という気持ちからくる「やり過ぎお手入れ」も要注意です。「もう、やめとき!」と本音で注意してくれる、知人・友人の存在は絶対必要だと私は思うのですが。

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