「事実婚」は法律上の婚姻手続きを行わず、同じ戸籍に入らずに夫婦と同等の関係を持った状態を指します。そこで、全国の40~59歳の独身男女1000人に「事実婚」ついて調査をしたところ、男女ともに「事実婚の状態にある」と答えた人は5%でした。なお、正式に結婚しない理由については、男女ともに「結婚にこだわっていない・必要がない」が最も多かったそうです。
男女の出会いメディア『e-venz(イベンツ)』を運営するノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が、2023年1月にインターネット上にて実施した調査です。
まず、「現在、事実婚としてパートナーはいますか」と聞いたところ、男女ともに「事実婚としてパートナーがいる」と答えた人は5%でした。
また、「事実婚の同棲期間」については、男女ともに「10年以上」(男性27%・女性45%)が最多に。次いで多かった回答は、男性では「半年~1年未満」「1年~3年未満」(21%)、「半年未満」「3年~6年未満」(14%)。一方、女性では「3年~6年未満」(20%)、「6年~10年未満」(15%)、「1年~3年未満」(10%)という結果になりました。
続いて、「正式に結婚をしない理由」を教えてもらったところ、男女ともに「結婚にこだわっていない・必要がない」(男性17.3%・女性30.0%)が最多に。次いで多かった回答は、男性では「経済的な理由」(13.9%)、「なんとなく」「まだ早いから」(いずれも7.0%)などが挙げられた一方で、女性では「面倒くさい」(15.0%)、「なんとなく」「向いていない」(いずれも5.0%)が上位に挙げられました。
次に、「現在、事実婚の状態にある」と回答した男性29人と女性20人に、「現在の子どもの有無」についても調査を実施。「子どもがいる」と回答した割合を年代別にみると、男性では「40代」が12%、「50代」は8%。一方、女性では「40代」が17%、「50代」は20%という結果になりました。
最後に、「事実婚をして後悔していますか」と聞いたところ、男性は17%、女性では10%の人が「事実婚を後悔している」と回答したといいます。