夜な夜な自宅に友人を集めて、ボードゲームに勤しむ夫 「健全な趣味だと思うけど…」巻き込まれる“妻の本音”は

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

コロナ渦でおうち時間が増え、新しい趣味ができた人は多いのではないでしょうか。自宅でできる趣味は、時と場所を選ばず経済的な面がメリットですよね。親しい友人を招いて趣味を共有するのも良いでしょう。ただし、家族がいる場合は、趣味をするにも最低限の気遣いが必要かもしれません。趣味にどっぷりハマる家族に、実は不満を感じている人もいるのです。Sさん(東京都在住、20代、美容師)も、夫の趣味に巻き込まれて困っていました。

嬉しそうな夫を見て「たまにはいいよね」と思ったけれど

Sさんは結婚7カ月目の新婚です。Sさんの夫(20代、営業職)は最近ボードゲームにハマっています。友人に誘われて行ったボードゲームカフェで楽しさを知り、すっかり夢中になってしまいました。

ボードゲームカフェに通うのはお金がかかるので、夫はボードゲームを購入して自宅で楽しむことに。最初のころは夫に誘われてボードゲームに付き合っていたSさん。しかし、夫ほど夢中になれず、2回に1回は断っていました。

ある日、夫から「休みの日に友人を家に呼んでもいい?」と聞かれたSさんは、軽い気持ちでOKします。夫は喜んで友人を招待し、その日はボードゲーム大会になりました。妻としておもてなしをしたSさんは大変でしたが、嬉しそうな夫を見て「たまにはこんな日があってもいいよね」と思ったそうです。

ところが、それから夫は定期的に友人を家に呼ぶように。もちろん、目的はボードゲームです。最初に夫をボードゲームカフェに誘った友人のつながりで交友関係が広がったのか、度々メンバーが入れ替わります。平日に仕事が終わってから集まることもあり、Sさんは正直うんざり。夫からは「勝手にやるから」と言われていますが、放置して先に寝るわけにもいきません。

さらに、どんどん増えていくボードゲームにも、Sさんは不満を感じていました。夫はお小遣いの範囲内で購入していますが、とにかくかさばるのです。収納が間に合わず、ボードゲームは寝室の床に積み上げられていきます。

「多少はあってもいいけど、共有の場所に侵食してきたのがいや。やっていないものは処分してほしい」と、Sさんは私に愚痴をこぼしてきました。しかし、交際中から無趣味だった夫が楽しそうにボードゲームをする姿を見ると「私が我慢すればいいのかな…」と思い、不満を飲みこんでしまいます。

一緒に暮らす家族への配慮を

自宅に友人を集めてボードゲームをするのは、とても健全な趣味の楽しみ方でしょう。とはいえ、一緒に住んでいる妻としては、いろいろとやりづらいのが正直なところ。自宅に家族以外がいると、パジャマでくつろぐこともできません。また、趣味のアイテムが際限なく増えるのも、意外とストレスになります。

Sさん以外の友人からも「夫がスマホゲームにハマって、会話を聞き流される」「土日はゴルフでほとんど夫不在」など、夫の趣味に対するさまざまな本音を聞きます。ちなみに筆者の夫はスノーボードが趣味なのですが、年に2回程度しか行けないのにボードを3枚も持っていることが実は不満です。趣味を健全に楽しむのは良いのですが、一緒に暮らす家族への配慮をしてほしいのが妻の本音でしょう。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース