伝えたかったのは「ノーリード」の危険性
ーー投稿者さんの愛犬も小型犬のポメラニアンということから、他人事とは思えなかったそうですね。
「うちの愛犬はドッグランが好きでよく利用するのですが、川に近い場所なので鳶がよく飛んでいます。今回の一件で、散歩はもちろん、ドッグランで遊ばせる際も上空を警戒するようになりました」
何かあってからでは遅いから…
ーー「鎌倉でトンビに小型犬がさらわれるって話は有名。小型犬のノーリードは危険」といった共感の声も多く寄せられましたね。
「大抵の方は理解を示してくれましたが、中にはひどいことを書く人もいたので、とても傷つきましたし、ツイートを削除することも考えましたが、やはりノーリードの危険性を伝えたいという思いがあったため、今もツイートは削除していません。
実はあの投稿から数日後、おそらくノーリードで小型犬を海辺で遊ばせながら、”この辺はトンビが狙ってくるんだよなー”と、ツイートしていたフォロワーさんをタイムライン上で見かけました。もし私のツイートを見てくれた上での行動だったとしたら……私の言葉が届いてないのかな……と、虚しくなりました。何かあってからでは遅いので、後悔して欲しくないなぁと思っています」
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今回のツイートに対して、「鳶は小型犬を襲わないはず」「鷹は小型犬を持ち上げられないのでは?」といった声も見受けられました。しかし、今回被害に遭ったワンちゃんのように、小型犬が鳶などに狙われた/攻撃されたという目撃談も多く、十分な注意が必要です。また実際に、ドッグランや愛犬と泊まれる宿泊施設の中には、「小型犬は鳶などに注意」といった警告が表示されているところもあるそうです。
リードは犬と飼い主を繋ぐ「命綱」
今回のケースに限らず、「リード」は犬と飼い主を繋ぐ「命綱」です。警察犬や救助犬などの特別な訓練を受けている犬以外のワンちゃんを、ドッグランなどの限られた場所以外で「ノーリード」にすることは、事故やトラブルの元となり大変危険です。
また、リードが自在に伸びる「フレキシブルリード」は扱いが難しく、散歩中の突発的な事故やトラブル、マナー違反などが問題になっています。さまざまな危険から愛犬を守るためにも、フレキシブルリードの使用は避け、通常のリードを「ハーネス」や、犬にコマンドがしっかりと伝わる「首輪」に繋ぐことが大切です。
カラスが猫や犬を襲う場面も頻繁に目撃されています。犬に限らず、うさぎや猫を庭などで遊ばせる際や散歩時にも細心の注意が必要です。