「タバコを吸うのに不便を感じる」喫煙者の7割が回答 「喫煙スペースが限られている」「肩身が狭くなった」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

昨今の社会情勢や法制度の変化にともない、喫煙を取り巻く環境は大きく変わってきています。喫煙者は喫煙に関してどのような悩み、不便さを抱えているのでしょうか。20~40代の喫煙者男女計300人に喫煙者の意識調査をしたところ、7割以上の人が「喫煙できるスペースが限られている」「分煙ルールが厳しくなり、喫煙者として肩身が狭くなった」などの理由で喫煙に関して不便に感じていることが分かったそうです。

室内空気清浄ソリューションの開発・製造を行うクリーンエア・スカンジナビア株式会社が2022年11月に実施した調査で、このほど結果が公表されました。

最初に、これまでの喫煙歴を聞いたところ、「10年以上」が59%、「1年以上5年未満」が21%、「5年以上10年未満」が16%、「1年未満」が4%という結果になりました。また、1日の喫煙本数について聞いたところ、「4本~10本程度」が37%、「11本~15本程度」が23%、「16本~20本程度」が18%、「1本~3本程度」が12%、「21本以上」が10%となりました。

次に、普段どのような場所で喫煙しているか聞いたところ、自宅が243票と最も多く、以下、職場(169票)、街中の喫煙スペース(123票)、カフェ、居酒屋などの飲食店(107票)と続きました。

続いて、喫煙に関して不便に感じていることがあるか聞いたところ、71%の人が「はい」と答えました。また、その理由を聞いたところ、「喫煙できるスペースが限られているから」が172票で最多となり、以下、「分煙ルールが厳しくなり、喫煙者として肩身が狭くなったから」(105票)、「指定の喫煙所まで出向くのに時間がかかるから」(94票)、「周囲の目が気になるから」(88票)、「周囲から禁煙を勧められるから」(31票)と続きました。

続いて、家庭や職場で分煙対策を行なっているか聞いたところ、74%の人が「はい」と答えました。また、どのような分煙対策をしているか聞いたところ、「指定の場所(喫煙室、ベランダなど)以外では喫煙しないようにしている」が187票で最多となり、以下、「喫煙の際には、オフィスや飲食店の分煙ブースを利用している」(87票)、「空気清浄機を活用している」(75票)、「換気扇を活用している」(57票)と続きました。

次に、新型コロナウイルス流行で喫煙環境に変化があったか聞いたところ、「いいえ」と答えた人は55%、「はい」と答えた人は45%という結果に。また、喫煙環境に変化があったと答えた人にどのような変化があったか聞いたところ、「最寄りの喫煙所が閉鎖されてしまった」が75票で最多となり、以下、「喫煙場所を見つけるのが困難になった」(70票)、「喫煙所に人数制限が設けられ、利用しづらくなった」(63票)、「喫煙所がいつも混雑していて、利用しづらくなった」(54票)と続きました。

さらに、健康増進法の改正で喫煙環境に変化があったか聞いたところ、「いいえ」と答えた人は44%、「はい」と答えた人は39%、「健康増進法の改正について知らない」と答えた人は17%でした。また、健康増進法改正による喫煙環境の変化があったと答えた人にどのような変化があったか聞いたところ、「飲食店や商業施設、ホテルが全面禁煙になり、不便を感じている」が75票で最も多く、以下、「喫煙ルールが複雑になり、自由に喫煙ができなくなったと感じる」(54票)、「オフィス内に喫煙室や喫煙ブースが設置され、そこを利用するようになった」(50票)と続きました。

最後に、将来的には禁煙したい、または本数を減らしたいと考えているか聞いたところ、「はい(本数を減らしたい)」と答えた人は40%、「はい(完全に禁煙したい)」と答えた人は34%、「いいえ」と答えた人は26%という結果となりました。

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