リリースから6年以上…ポケモンGOって今でも人気なの? 大規模リアルイベントや世界とつながる新機能…“遊び方”もアップデート

ヨシダ コウキ ヨシダ コウキ

2016年7月のリリースされた『ポケモンGO』は、位置情報を利用して実際に歩いている場所に現れるモンスターやアイテムをゲットして楽しむゲームです。その目新しさとビッグタイトルを冠したゲームということで、リリース直後には社会現象を巻き起こしました。

リリースから6年以上経過し、アプリゲームの中でも長寿タイトルとなったポケモンGO。しかし「当時ダウンロードしたけど、今はやっていない」という人もいるのではないでしょうか?

本当の「ポケモンGO好き」が各地で楽しんでいる

リリース時は誰もがインストールしていると言っても過言ではなかったポケモンGOですが、継続してゲームをプレイしている人は減っている印象があります。「ドラクエウォーク」や「ピクミンブルーム」など、他の位置情報ゲームの台頭もあり、人気が分散しているようにも感じられます。

しかしその一方で、Twitter上などSNSではフレンド募集や情報共有などをしている人たちが溢れています。ゲットしたレアポケモンの紹介など多くのユーザーが交流している様子も多く見受けられます。その中には海外からの投稿も。

どうやら人気が落ちているのではなく、万人が使っていた時期が収束し、本当にポケモンGOが好きなユーザーが各地で楽しんでいるようです。

   ◇   ◇

知人の女性(30代・愛知県在住)が、現在もポケモンGOをプレイしているということで、彼女の楽しみ方を聞いてみました。

ーポケモンGOはいつからプレイしていますか?

「自粛期間に運動不足が続いていたので、2022年の5月頃からウォーキングをはじめました。せっかくなら楽しみながら続けたいと思ったので、流行時にダウンロードしたポケモンGOを再開しました。今は他にも似たゲームがありますが、キャラクターが好きだったので。」

ーどんな遊び方をしていますか?

「ジムやポケストップが集まっている場所が自宅から少し離れたところにあったので、そこを目的地にウォーキングしています。到着したらアイテムを回収したりポケモンをゲットして戻って来るというのを週1、2回くらい。休みの日にライトな感じで楽しんでいます」

ー他のプレイヤーと交流していますか?

「ジムに行くと色が変わっていたり(バトルに勝利するとそのプレイヤーのチームカラーになる)、『コミュニティ・デイ』(特定のモンスターが登場するイベント)にはプレイヤーらしい人をよく見かけますよ。フレンドは多くないのですが、当時からやっていたらしい叔父とは最近よく交換やギフト送信をしています」

ー近くにポケモンGOの聖地のようなスポットはありますか?

「これといったスポットはないのですが、レイドバトルという他のトレーナーと一緒にボスポケモンを倒すバトルがあって、普段は混まない駅のロータリーでレイドバトルがあり、ちょうど帰宅の時間帯ということもあり、たくさんの人が駅のロータリーにいました。普段はみんなロータリーに留まらず家に帰るので知らない人が見たら異様な光景だったかもしれません」

話を伺った日に、隣でプレイしてもらいました。その時捕まえたポケモンがこちらです。

ユーザーは全世界に10億人以上!?

今回はポケモンGOの広報担当者に、現在のポケモンGOがどのように進化しているのかお話を伺いました。

――現在、ポケモンGOのユーザーはどれくらいいるのでしょうか?

「ダウンロード数であれば、これまでにグローバル全体で10億以上となっております。メインユーザー層は10代から60代以上まで幅広く、また男女比も半々くらいです」

アプリゲームの中でも、ここまで広い範囲で人気があるゲームも少ないのでは?大流行時にも年配の方々が遊んでいる様子が話題となっていました。そして何より、このダウンロード数に驚きです。

さらに、ゲーム内以外の大型イベントも。2022年には3年ぶりとなるリアルイベントが世界3都市で開催されたそうです。

「2022年8月5-7日に札幌で開催された「Pokémon GO Fest: Sapporo」には5万5000人以上のトレーナー(ユーザー)が参加、2022年に「GO Fest」が開催された3都市合計では15万人以上のトレーナーが参加しました」

札幌・ベルリン・シアトルの世界3都市で行われた『Pokémon GO Fest』はまさに世界中のポケモントレーナー交流のイベント。イベント中にはキャラクターのパネルやポケモンのフォトスポット、ピカチュウなどの人気モンスターのグリーティングイベントなどで街中がポケモン一色に。公式サイトのイベントレポートで公開されている動画では、ポケモンの世界になった街を探索する多くのユーザーの様子が伺えます。

季節ごとのイベントも開催中!

ユーザーを楽しませる工夫はリアルイベントだけではありませんでした。イベントや新キャラクターの登場に加えて、コレクション・バトルなどのやり込み要素を楽しめることもユーザーが離れない理由なのでしょう。

ポケモンGOでは2020年12月から現実世界の季節が移り変わるのに合わせたシーズン制が導入されました。また、その季節に合わせたイベントが開催されています。

昨年のハロウィンイベントの画像をみると、マップ上のポケストップが水色からオレンジ色に変わり、かぼちゃが置かれています。ウィンターホリデーイベントのマップには積もった雪が。

昨年のホリデーイベントの時に登場したポケモン。トナカイのように鈴をつけたオドシシと、雪の結晶のような形のフリージオ。夜にはポケモンの背景にイルミネーションが表示されています。登場ポケモンで季節を感じられるとは!

「それぞれのシーズンのテーマに合わせたイベントやキャンペーンが都度開催されるようになりました。現在は、「シーズン10:ライジングヒーロー」が開催中です!」

2023年6月1日までのシーズン10では、ゲーム最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』との連携で手に入れられる新たなポケモンが登場したほか、高難易度の特別な「エピックレイド」バトルが開催されます。

新たな楽しみ方が増えているポケモンGOの世界

――『ポケモンGO』は現在、どのような遊び方がメインになっているのでしょうか?

「様々なポケモンを捕まえてコレクションすることを楽しまれる方もいれば、相棒ポケモンとの仲を深めたりAR画像を撮って楽しむ方、育てたポケモンと共にGOバトルリーグに参加して、他のプレーヤーとの対戦を楽しむ方など、Pokémon GOではそれぞれのトレーナーごとに楽しみ方は様々です」

特に、ポケモンにとって「ゲットする」ことは代名詞になっているほど大切な要素。そして色違いやレアなステータスのポケモンをコレクションするプレーヤーは多いようです。

2022年12月にはポケモンのサイズのバリエーションが増え、より大きい個体やより小さい個体が見つかるようになりました。さらにポケモンの個性を感じられる仕様となっていました。

また、ユーザーの交流にも力を入れています。

ゲーム内でポストカードを送り合うことで出会える蝶のようなポケモン「ビビヨン」が登場したことで、これまで以上にトレーナー同士の交流ができるようになりました。

「リリース当初からは様々な機能のアップデートが行われておりますが、ポケモンや他のトレーナーたちとの交流を通じて、新しい出会いや発見を楽しんでいただけるゲームという根幹の部分は変わっておりません」

新たな楽しみ方が増えているポケモンGOの世界に、あなたも飛び込んでみては?

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