世代によるCGイラストの感じ取り方の違いがSNS上で大きな注目を集めている。
「CGの感じ取り方についての、メモ」とその違いを図解で紹介したのはイラストレーターのてらちあさん(@terachia_a)。
ドット絵からなめらかな2D絵、3D絵と、その進化を目の当たりにしてきた旧世代と、生まれた時にはそれらが全て存在し、作風、作品により使い分けられていた新世代。新世代は各種のCGイラストに古い、新しいを感じることはなく単なる種類の違いだと捉えているというのだ。
これはあくまでてらちあさんが現在、小学生、中学生の娘たちを見て感じた私見ということだが、同じように感じている人は多いようだ。
てらちあさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「昭和生まれのワイもいつの間にかこの考え方になってた やっぱマイクラの影響はデカい」
「これ面白いな 俺はドットとかピコピコ音って一種の懐古主義(無論良いものだからこそ懐古される)だとおもってたけど、子供の自由な視点にはハッとさせられたよ」
「それぞれの良さが認められているんですね ドット絵が時代と共に無くならずに残っているのは嬉しいですね」
「ドット絵も、2Dも、3Dも、それぞれ良いところやそのものにしか出せないものがありますよね…ちなみに自分はドット絵が好きです」
「アニメとかでも写実化が進めば進化ってわけでもないしな。」
など数々の共感の声が寄せられている。
ゲームのグラフィックについて、娘世代は?
てらちあさんに話を聞いた。
ーーCGの感じ取り方に気付いたきっかけをお聞かせください。
てらちあ:これといったきっかけはないのですが、そう言えば新旧いろいろなゲームで遊ぶ娘たちから、ゲームのグラフィック部分について「古い」「新しい」という評価を聞いたことがないな…と常々思っており、今回それを簡単な図にまとめてみました。
ーー今回の反響についてご感想をお聞かせください。
てらちあ:あくまで私の子育て記録としてのメモでしたが、「ウチの子もそう」というご意見や共感をいただいて、「世代」としてそうなっているのかなと感じました。この世代の作ったゲームを遊べる日が楽しみです。
◇ ◇
技術者やアーティストたちが知恵と力を振り絞って発展してきたCGイラストの世界。味わい深いその年代ごとの様式がこれからも新鮮さをもって残ってゆくことを期待したい。
てれちあさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/terachia_a