大晦日の生放送で見せた制服姿での脚線美が話題に。「水泳が体に一番いい」。かたせ梨乃(65)の還暦越えとは思えぬスタイルを支えるもの、それはキャリア40年越えの水泳だ。
制服姿に抵抗なし
昨年の大晦日の年越しバラエティ番組で、お笑いコンビ・バイきんぐとコラボコントに挑戦。小沢仁志、中野英雄ら映画『BAD CITY』(1月20日公開)の面々と学生役に扮して、かたせは女子高生として登場した。『BAD CITY』で演じた韓国マフィアの女ボスとは180度違うキュートな女子高生というギャップもさることながら、膝上スカートから覗く美脚に驚いた。
実は制服を着る機会が多い。かたせは「『チョコプラ修羅場劇場』のコントや『今夜くらべてみました』でもセーラー服を着て出演したことがあります。バイきんぐさんとのコントではブレザースタイルだったので、小沢さんから『セーラーじゃないんだね』と言われたりして(笑)。制服姿を見せることに抵抗はありません」と需要がある限り生涯現役宣言だ。
水泳が体に一番いい!
そんな美貌と健康を支えているのが、20代から続けている水泳。「水泳歴は40年くらい。今日もプールで泳いでから来ました。水泳は日常の一部というか、泳がないと体のバランスが悪く感じるくらい。水の包容力はストレスを柔らかく取り除いてくれるし、水の中では何も考えずに身をゆだねています。色々なものから解放されていく感覚が心地いい」と魅力を語る。
ジョギングにハマった時期もあったが、ジョギングハイになり過ぎて膝を痛めてしまったことも。「その点、水泳は全身を使う運動なので体に負担がかかり過ぎない。ウォーキングなどのリハビリにも水泳は使われているので、この先年齢を重ねてもずっと出来る。周囲には『水泳が体に一番いい!』と広めています」とおススメする。
会話を交わさず集中できるのもスイミングのいいところ。「私が通うのはジムの中にあるプールなので一般の方もいますが、話しかけられることはありません。だってずっと泳いでいるわけですから」と環境面でも著名人には利がありそうだ。
演技にも水泳にも新しさを求める
まさに“継続は力なり”を実感している。「どんなに芝居をしたくても足腰がしっかりしていないとダメ。どんな仕事も健康で体が丈夫であることが基本です。体が弱ると精神も弱くなるので健康には気を使っています。よく寝てよく泳ぐ」と若々しく声を弾ませる。
水泳と俳優業で心掛けているのは同じこと。「お芝居も水泳も当たり前のようにはやらず、毎回新しいことを探しながらやっています。お芝居で同じようなキャラクターを求められたときに、そこでどのように新しく演じて自分の可能性を発見するか。それは水泳も同じ。毎回同じように泳いでいたら飽きる。毎日飽きずに40年以上も続けられているのは、常に新しいことを探しながら泳いでいるからだと思います」。
俳優としてベテランの域にいながらも女子高生姿でコントに挑戦したりするのも、新しい発見を求めているからだ。「コントならではの微妙な間は普段のお芝居とは違うし、お芝居以上に相手を注意深く見ていないとできないもの。どんなハプニングが起こるかわからないし、途中で止めることもできない。コントはとても楽しくて、普段のお芝居とは違うドキドキ感がいい」。還暦越えとは思えぬ瑞々しさは、水泳だけが形作ったものではなさそうだ。