ロンドンの下町に描かれた日本語の落書きがSNS上で大きな注目を集めている。
「南東ロンドン下町New Crossで、日本語の落書きを発見。書いた人に『私は読めたよ』と伝えたい。」と件の落書きを紹介したのはイギリス在住のアーティスト、Yo Okadaさん(@yoookd)。
道路の中央分離帯、白い石柱に描かれているのは、排泄物を指す3文字の言葉。こんな異国の地で誰がどんな思いで描いたのだろうか…。Okadaさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「え…うちの息子の落書きじゃ…ないよね??」
「ニュークロス住んでました。訳もなくなんだか嬉しいです笑」
「ギャングが縄張りのエリアに所属名を看板に描いていたりしますが、ニュークロギャング『日本語かっこよくね?日本の落書きワード描こうぜ』」
など数々の驚きの声が寄せられている。
Okadaさんにお話を聞いた。
ーーこの落書きを見つけた際のシチュエーションをお聞かせください。
Okada:近所に用事があってたまたま通りかかりました。何カ月か前に通りかかった時には、この落書きはなかったので、最近書かれたものだと思います。
ーーロンドンで日本語の落書きを見かけることはよくあるのでしょうか?
Okada:たまにありますが、だいたいはオシャレ系グラフィックなので、このような直球勝負な落書きは新鮮でした(笑)。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
Okada:面白がる方、公共物への落書きに激怒なさる方、日本人が書いたのか外国人が書いたのか推察なさる方、いろいろな反応がありましたが、元ツイートが小学生が喜びそうなシンプルな落書きネタだったので、炎上することもなく、平和でよかったです。
◇ ◇
師走の慌ただしさの中にいる我々をなぜか和ませてくれた3文字のあれ。しかし日本と同様、イギリスでも公共物への落書きは罪に問われる行為なので、賢明な読者諸氏はけっして真似なさらぬよう願いたい。
【「Yo Okada」さん 関連情報】
▽公式サイト
https://www.yoookada.com/
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/yoookd