ポイントカード…スマホアプリより「紙・カード派」は4割超 「スマホの容量を抑えたい」「後ろの人を待たせたくない」

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最近のポイントカードは、従来の紙やカードタイプに加えてアプリも用意されている場合があります。そこで、全国の10~70代の男女500人にポイントカードについて調査をしたところ、4割超の人が「紙・カードタイプとアプリの両方が用意されている場合でも紙・カードタイプを選択する」と回答しました。また、4割超の人が「紙・カードタイプとアプリは使い分けたい」と回答したそうです。

MAMORIO株式会社(東京都千代田区)が、「ポイントカードに関する実態調査」と題して2022年10月~11月の期間にインターネット上で実施した調査です。

はじめに、「紙・カードタイプとスマホアプリの両方が用意されている場合、どちらのポイントカードを選択しますか」と聞いたところ、「紙・カードタイプを選択する」(43.8%)、「スマホアプリを選択する」(56.2%)という結果になり、半数には満たないものの、紙・カードタイプのポイントカードにも根強い人気があることがうかがえました。

それぞれの回答理由について、「紙・カードタイプ派」からは、「スマホの容量を抑えたい。アプリを増やしたくないから」(20代男性)、「貯めている実感が持てる」(50代女性)、「起動やアップデートに時間がかかる。後ろの人を待たせたくない」(30代女性)などの声が聞かれました。

一方、「スマホアプリ派」からは、「常時持ち歩いているスマホの方が紛失リスクが少ない」(40代男性)、「ポイント2倍等のキャンペーンが頻繁にある」(30代女性)、「よく行く店だと、通知でキャンペーンのお知らせなども見られる」(40代女性)などの声が寄せられたそうです。

続いて、「現在保有しているポイントカードをどちらに集約したいと思いますか」と聞いたところ、「使い分けたい」(42.6%)が、「全てスマホアプリに集約したい」(41.0%)を上回る結果に。

また、理由としては、紙・カード派からはスマホの容量を懸念する声が多かったほか、特に若年層では、格安SIMを活用し月々のギガ数や通信料を抑えるといったケースも多いことから、ポイントカードのアプリに容量を割くことに抵抗を感じることがうかがえたそうです。

さらに、「ストレスなく管理できるのは、紙・カードとスマホアプリのどちらですか」と聞いた質問でも、「スマホアプリ派」が53.9%、「紙・カード派」は46.1%と、差はわずか7.8%でした。

それぞれの回答について、スマホアプリ派からは「全てスマホ1つで完結するのはやはり便利」「財布のスペースを奪われるのは嫌」という声が挙がった一方で、紙・カード派からは「スタンプ形式だと段階的に特典が設けられているので再訪問のモチベーションにもなる」という声が寄せられたといいます。

最後に、「使用頻度の高いポイントカード」を聞いたところ、最も多かったのは「スーパー」(24.7%)で、頻度は「平均週1回程度」(40.0%)と高い頻度で利用されていることが判明。回答者からは「子連れで店舗を利用する場合レジで財布とスマホの両方を開くのは煩雑だ」という声が寄せられ、一定数の人が紙・カードを希望する理由に説得性があることがうかがえました。なお、「保有枚数」については、平均して「3〜5枚」が最多だったそうです。

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