最高記録の万引き犯を発見したスーパー 大胆不敵すぎる量に驚愕「もはや盗賊」「店潰す勢い」

宮前 晶子 宮前 晶子

「これ一回の万引きなんですが、 一般のお客様では最高新記録です。」

レジかご2つに詰め込まれた食料品や箱入り飲料。これら全てを一度に万引きしようとする窃盗事件の発生を投稿したのは、宮崎県の地域密着型スーパーを展開するナガノヤ ウメコウジの公式Twitter(@naganoya_yuta)。ショッキングなつぶやきには19.2万件もの反応があり、リプライ欄には、「もはや盗賊」「万引きのレベル凌駕してる…」「これは略奪では?」「かなりの手練。店潰す勢いで来てる」の声が集まりました。

警察での捜査が続くなか、投稿翌日には「【詳しく訂正】 これ1人(一回)の万引き(刑法第235条の窃盗罪)なんですが、一般のお客様を装った万引き量では最高新記録です。※下の箱もです。 万引きの詳しい手順方法は控えさせていただきます。 現行犯で確保し、警察に連絡して対処してますが、まだ終わってません。 (一部始終の録画映像あり)」と続報しました。

「万引きは跡を絶ちません。ツイートは警鐘を鳴らす目的です。啓発、防止に繋がれば」とナガノヤ ウメコウジの担当者が今回の事件や万引きについて取材に応じてくれました。

事件が起こったのは「12月2日16時15分頃です。被害総額はボトルコーヒー、即席スープ、スポーツ飲料など総額1万4千円ほど。まだ確定はしておりませんが、刑法第235条の窃盗罪になる、と考えられています」と担当者は説明します。

過去にも商品数点を万引きする事件はあったそうですが、ケースごとでの被害は前代未聞。「取引業者に商品を盗まれたことはありますが、“一般のお客様を装った万引き犯”による商品盗みでこの金額は初めて。人目を気にせず、堂々と車に積んでいるのをカメラで確認して本当に驚きました」と、堂々とした振る舞いだったそうです。

株式会社永野(本社:宮崎県宮崎市)による創業70年目となるスーパーマーケット「ナガノヤ」と「ウメコウジ」を県内で10店舗を展開。「良いロン南蛮マスクのり弁」「オリジナルあんこ使用 ドラムスコ」などユニークなネーミングのお弁当やお惣菜、パン・お菓子などを販売。ボリュームもオリジナリティもたっぷりの商品ラインナップは企業努力の賜物です。

「弊社は商品をできるだけお安く販売しておりますが、この価格は万引きされることを想定していませんので、万引きされてしまうと本当に大変です。利益を出すのは本当に大変で、みんな頑張っているのに本当に悲しいです。もちろん、私達も困りますが、何よりご家族が悲しむのではないでしょうか」。

今後も、多くの人に利用されるスーパーを目指し、「従業員がお困りのお客様に声かけさせていただいたり、お困りのお客様がいないかの気配りをしてまいります」。お客様とのコミュニケーションを大事にし、犯罪やトラブルの防止に努めると語ってくれました。ただでさえ商品が高騰するなかで苦戦を強いられるスーパーマーケットをはじめとする小売業…そんななかでの万引きは、従業員の職、ひいては企業が存続するためにも、金額の大小に関わらず決して許されるものではありません。

■ナガノヤ ウメコウジの公式Twitter @naganoya_yuta

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