中国人旅行者が「日本で買いたい物」に変化あり コロナ前は「化粧品」がトップだったけれど…今は?

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コロナ前までは中国人に大人気だった旅行先の日本ですが、コロナ禍を経て中国人の意識や購買商品に変化はあるのでしょうか。中国人の意識調査や情報収集方法、購入商品などがコロナ前とどのように変化したのかをアンケート調査したところ、日本で購入したい物の第1位は衣類(アパレル)で、コロナ前の3年前調査の「化粧品」から変化していることが分かったそうです。

中国向け訪日インバウンドマーケティング・プロモーションを支援する株式会社ENJOY JAPANが2022年10月に実施した調査で、中国在住の海外旅行を希望する中国人571人から回答を得ています。

最初に、海外旅行が解禁となった場合、どの国に旅行したいか聞いたところ、最も多かったのは「ヨーロッパ」(73.73%)でした。次いで「日本」(66.37%)となり、以下、「アメリカ」(52.36%)、「タイ」(49.04%)、「韓国」(31.17%)、「オーストラリア」(23.47%)と続きました。

最初の質問で日本を選択した人に、日本への旅行目的は何か聞いたところ、「観光レジャー体験」(96.83%)が最多となり、「買い物」(84.43%)、「食事」(81%)、「友人・家族に会う」(71.77%)と続きました。

また、前の質問で日本・買い物を選択した人に、購入したい商品は何か聞いたところ、「アパレル」(89.06%)が最も多くなりました。次いで2番目は「一般食品」(66.88%)となり、「化粧品」(51.88%)は3番目という結果に。

2019年8月に同社で実施した調査では、1位が化粧品(87%)で、アパレル(衣類)は33%だったそうです。また、観光庁が2019年の年次報告書でまとめた「訪日外国人の消費動向」データでも81.9%が化粧品を選択しており、アパレル(衣類)は38.5%と高いカテゴリーではなかったといいます。

次に、購入したい商品を知ったきっかけとなった Web サイト、アプリ、メディア(SNS)はどれか聞いたところ、「抖音/Douyin(中国版TikTok)」が64.06%で最も多くなりました。2番目に多かったのは「RED(小紅書)」の59.69%となり、以下、「Weibo(ウェイボ/微博)」(56.88%)、「Wechat」(52.5%)、「大衆点評」(33.13%)などと続きました。

また、観光・レジャーの情報を収集する上で、役に立った Web サイト、アプリ、メディアはどれか聞いたところ、最多だったのは「RED(小紅書)」(79.02%)でした。2番目に多かったのは「抖音/Douyin(中国版TikTok)」(70.57%)となり、以下、「Weibo(ウェイボ/微博)」(67.03%)、「Wechat」(61.58%)などと続きました。

最後に、商品情報を収集する際に、どの情報源を最も重要視(信頼)するか聞いたところ、「企業HP」が32.5%と最も多くなりました。次いで「インフルエンサー」が25.94%となり、「企業公式SNSアカウント」(23.44%)、「知人/家族の口コミ」(17.5%)と続きました。

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