アニメも好評な人気漫画『SPY×FAMILY』。物語に登場する白いでっかい犬さんこと「ボンド」は、グレート・ピレニーズ犬がモデルと言われています。
ピレの愛称で知られるグレート・ピレニーズは、80年代に放映されたテレビアニメ『名犬ジョリィ』のモデル犬としても知られる人気の超大型犬。ピレの飼い主さんたちによると、日々のお散歩中も、すれ違う人から頻繁に声をかけられるのだそうです。そんな中、Jolly&Simba(もふ)(@JoellyJolly)さんのツイートが話題になりました。投稿者のもふさんにお話を聞きました。
「ボクは大きなぬいぐるみ…」
「子どもたち10人くらいに囲まれてキャーキャーワシャワシャされてもほんとこんな顔で(ボクは……おおきなぬいぐるみ……うごかない……)って感じで好きにさせてあげるの本当に偉かった。普段わたし以外のコマンド無視するのに、お手という無茶振りにもよく応えた。偉い、偉いぞ…!シンバが世界一!!」
約6万のいいねがついたJolly&Simba(もふ)さんのツイートに、多くのリプライが寄せられました。
「優しい!おりこう!」
「この子、SPY×FAMILYに出てましたか?賢い顔してるう」
「一生懸命考えて、空気読んで対応したのですね!」
「小さき人たちには逆らわないのがいちばんとわかってるんだね~。偉い~」
ぬいぐるみの境地で「神対応」
大勢の子どもたちに対して「神対応」だったシンバくんは、3歳になるグレート・ピレニーズの男の子。子犬の頃から、もふさんの小さな甥っ子さんやいとこたちと遊んでいたため、「子ども」の対応には慣れていたそうです。しかし、この日は予想外の「10人」という大人数の子どもたちに囲まれ、さらに約1時間半(!)ものなでなで&ワシャワシャに応じることになりました。
「子どもの相手は甥っ子やいとこで慣れてるけど、10人集団は初めてだったもんね…。この後めちゃめちゃ褒めてたくさん抱きしめて、なで回しておやつあげて、飼い主の足が死ぬまで走りました」と、ツイート後の様子を投稿していた飼い主のもふさん。大型犬に限らず、お散歩中の「犬」たちと触れ合いたい時のマナーや、断らざるを得ない場合について、シンバくんの飼い主さんに詳しくお話を伺いました。
想定外の大人数で、子どもたちに1時間半ワシャワシャ…
ーーシンバくん、がんばりましたね。
「以前ピレニーズを飼っていた知り合いのご家族にシンバを見せる約束をしていたら、お子さんがたくさん友達を連れてきてくれたみたいで、大人数になりました。想定外の人数でしたが、シンバもよくがんばってくれました。
うちの子は小さい甥っ子とよく遊んでいたのもあり、基本、子どもは大好きなんです。なので、優しく触ってねと前置きしてから触ってもらいました。でも低学年の子どもたちだったので、やはり大きな声を出していました…。最初は好きになでさせていましたが、1時間半くらいずっとワシャワシャされ続けていたので、逃げるわけにもいかず、ぬいぐるみの境地に達していました(笑)」
ーー「不躾な人や無断で触る人等はお断りしています。また犬のコンディションにもよりますので、丁寧に尋ねられてもお断りすることも。何よりこの犬種は散歩にならないほど常に声をかけられるので…」とツイートしていらっしゃいましたね…。
「信号待ちしている時など、無断で突然なでてくる人が多いので…」
ーーなんと…。人間でも知らない人から突然触られたら恐怖を感じるのに…。例えば、どんな風に声をかけてもらえるのが理想ですか?
「まず、優しくにこやかに声をかけてくだされば。何より、お互い初対面なので、<敬語で><最低限礼儀正しく>尋ねてくだされば、基本、許可しています。子どもにも、『触ってもいいですか?と聞いてね』と、なるべく優しく伝えています。その後、どのように触れていいかなどを伝えながら触ってもらっています」