「結婚式場」が多い都道府県は? 2位は高知県、1位は日本海に臨み、東尋坊などの景勝地が多い県

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近年、結婚式への価値観の変化に伴い、「結婚式場」にも変化が訪れていると聞きます。NTTタウンページ株式会社が、このほど発表した「結婚式場都道府県別登録件数ランキング」によると、人口10万人あたりの結婚式場の登録件数は、3年連続で「福井県」が1位だったそうです。

同ランキングは2020年・2021年・2022年の各4月時点で、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)の業種分類「結婚式場」に登録されている件数を集計し算出したといいます。

2022年の「結婚式場の登録件数による都道府県ランキング」の1位は「福井県」(56件/人口10万人あたり7.30件)でした。次いで、2位「高知県」(44件/同6.36件)、3位「長野県」(129件/同6.30件)、4位「島根県」(42件/同6.26件)、5位「徳島県」(43件/同5.98件)となりました。

【1位:福井県】
福井県が3年連続で人口10万人あたりの結婚式場の登録件数が7.30件で、最も多い地域となりました。本州中部に位置し日本海に臨む福井県は、東尋坊などの景勝地が多数存在し、恐竜博物館などの観光名所もあります。雄大な自然を感じられる開放的かつエレガントな式場が多くあるといいます。

【2位:高知県】
高知県は四国の南部に位置する県で、山・海・川に囲まれた雄大な自然を楽しめる地域。結婚式場の登録件数は毎年減少しているものの、減少幅の小ささから10万人あたりの結婚式場登録件数で全国TOP3にランクインしました。

【3位:長野県】
長野県は避暑地として知られ、豊かな自然や新鮮な食材を楽しめ、高級リゾートなども集まる観光地域です。2020年は10万人あたり7.03件でランキング2位でしたが、2021年は8件の減少、2022年は7件の減少と結婚式場の減少幅が大きく、このまま続けばランキング圏外へ下降する可能性もあるといいます。

次に、2013年から2022年までの「全国の結婚式場の登録件数の推移」をみると、調査を開始した2013年(4724件)から2019年(3811件)まで毎年約150件ずつ減少しており、すでに式場の減少に歯止めが効いていない状況といい、さらに2020年のコロナウイルスの世界的な流行を受けてその減少スピードが加速。2020年(3658件)の減少数は153件で以前の減少数と変わらないものの、2021年(3456件)・2022年(3252件)はともに200件以上の減少を記録したといいます。

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調査を実施した同社は「経済的な影響や社会情勢の影響から、結婚式を挙げない人が増えており、年々減少し続けてきた結婚式場ですが、コロナ禍においてその減少幅が大きくなっています」と説明する一方で、「ウィズコロナを踏まえたブライダル業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を目指す明るい動きもあります。今後のブライダル業界に注目です」とも述べています。

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【出典】
▽最新!日本全国ランキング 価値観の多様化が影響?結婚式場都道府県別登録件数ランキング
https://www.ntttp-db.com/post/ranking018

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