「動物園は飼えなくなった動物を引き取る場所ではありません」と、悲痛な思いがつづられたツイートに、「なんてこった！酷すぎる」など多数のコメントや関心が寄せられています。
投稿したのは、広島県にある「福山市立動物園」（@FukuyamaZoo）です。10月19日の昼ごろ、動物園の門に捨てられていたのは子猫5匹。投稿写真からは、みかんのダンボール箱に入れられ、まだ目が開いていない幼い猫たちが身体を寄せ合っている姿が見られます。
「まだ生まれて数日？」
「真夏や真冬だと生きてなかったかもしれない」
「胸がいっぱいです。赤ちゃんたちの写真みていたら涙が出てとまりません。がんばれー」
「我が家の猫たちも同じように段ボールに入って玄関に置いてありました。本当に許せないですね」「自分が同じ様に、何かに入れられて放置されたらどう感じるのか みんな大切な命！」
リプ欄には子猫たちを心配する声が届きました。
「自分の責任を動物園や動物病院に押しつける身勝手」
「動物園に託せば何とかしてもらえると思い置いたのか？子猫が生まれて困るのなら室内飼いや避妊去勢をするのが飼い主の責任です」
「昔、栃木県の動物園でもありましたね。これは動物園だから良い悪いの問題ではないです」
意見する人たちもいました。
同動物園では、警察をはじめ関係各所に連絡・対応したとの事で、「動物を捨てることは犯罪です！！」「こんな行為、やめてください」と投稿で呼びかけています。
また、このような行為への対処は、本来の動物園業務の妨げとなるため、「福山市立動物園のみなさま お疲れ様でございます」「昔、動物園で事務をしていましたが、毎日飼えなくなったペットを引き取ってくれないかと電話がかかってきて、うんざりしていました」といったコメントも寄せられました。
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「環境省」の公式サイトでは、人と動物が共生するよりよい社会のための「動物の愛護及び管理に関する法律」の概要が紹介されています。2020年6月から罰則が強化されており、例えば、愛護動物を遺棄・虐待した場合「1年以下の懲役または100万以下の罰金に処する」とのこと。このような行為が繰り返されないよう個々が「命」に向き合う社会でありたいものです。
■「福山市立動物園」公式Twitter https://twitter.com/FukuyamaZoo
公式サイト https://t.co/7SMgsBZalo
■「環境省」公式サイト(動物愛護管理法) https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html
