「強みを理解していて偉い」カップ麺の謙虚すぎるキャッチコピー メーカーに聞いた「クスッと笑えるものを」

あさい あやね あさい あやね

1971年に発売され、即席麺を代表する名食品として幅広い層から愛されている「カップヌードル」(日清食品)。そんな同商品の意外なキャッチコピーがSNSで注目を浴びています。

「商品の強みを理解していて偉い」と、ふみすむさん(@Fumisme)がツイートしたのは「ップヌードル チリトマトヌードル ビッグ」に貼られているPOPシールの写真。通常はストレートな売り込みポイントが記載されることが多いなか、同商品には「たまに食べるとめっちゃウマい!」と、謙虚なコピーが書かれています。

「たまに」というワードが意外な切り口に思えるところですが、この投稿には「カップ麺の本質を突いてる」「日清のこういうとこ好き」「そう、たまに食べるから旨い」など、共感の声が続々。総合で1.5万リツイート、15.6万いいねもの反応が集まりました。

投稿主のふみすむさんに話を聞いたところ、写真の商品は家の近くのコンビニで2個セットで購入。「トマトは排塩を促すカリウムが豊富なので、もしかしたらカップヌードルの塩分を相殺してくれるのではないか…」という淡い期待を込めて、たまに食べているそうです。

そして件のキャッチコピーを発見したのは食べる直前。「意外性のあるコピーだったので、ついついツイッターにアップしてしまいました。予想を超えてネットの記事になるくらい拡散され、多くの人の目に届くことになりました。ここまでこの投稿が注目を浴びたのは、ひとえに意外性のあるコピーだったからだと思います。日清の優秀なマーケターに脱帽です」と話します。

販売元である「日清食品」に、このコピーについて話を聞いたところ、「数あるカップ麺のなかから商品を手に取ってもらうためには、『カッコいいコピー』では他の商品と差別化ができず埋もれてしまうと考え、『カップヌードル』らしく、クスッと笑えるようなユニークでユーモアのあるコピーを検討していました。

実際に『カップヌードル チリトマトヌードル ビッグ』をよくお召し上がりになっている方への調査も行い、『たまに食べるとめっちゃウマい!』というコピーが誕生しました」とコメント。

また、「カップヌードル ビッグ」シリーズ4品を対象に、1つのフレーバーにつき3種類のコピーが掲載されているらしく、「迷ったらコレしかねぇ!」「今日は絶対カレーの日!」「生涯シーフー党!」などがあるそうです。コンビニなどに寄った際にはぜひチェックしてみてくださいね。

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